レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -167ページ目

三男の修学旅行

6/12、三男、修学旅行からの帰国日。


何かで触れたかも知れないけど、フランス10日間という贅沢な旅だった。


事情は兎も角、出発時は関空まで送り届けたが、


帰りは電車で戻ってくるように言っていた。


だけど、甘々の僕は考えた。


電車だと大きくVの字を描いて戻る事になる。所要時間は優に1時間以上。


車だと30分そこそこ。


迎えに行っても、仕事時間までには充分間に合う。


随分、疲れて帰途についているだろう。


それに、三男は通学でさえ、電車を乗り間違えて、とんでもない所へ向かう奴だ。


しゃーない、迎えに行くかと。


家内が車で迎えに行くのなら、自分も行きたいと言うので、二人して関空へ。


家内は、ペーパードライバーの代表みたいな人だ。「行ってきてくんないかな?」とは、言えない。


普段、学校行事の様子を見聞きする度に「そんな過保護な事でどうする?放っておけば何とかするわな」と言っているのに、もう二度とそんな事は言えない。


関空に着き、何処から出てくるのか?と、ウロチョロしていたら、シスター姿の先生?を取り囲む団体を見つけた。


「げっ、ひょっとすると全生徒の保護者か?」と、思う程の人数だ。いや、そうなのだろう。


間違いない、三男の高校の保護者の方々だ。


流石に父母ともが出迎えに行くお宅も少ないだろうと思っていたが、そうでもない。


僕は「やあやあ、皆さんこんちは。お疲れ様です」と、その団体に混じり込む事に躊躇があり、すこし離れたベンチで様子を見る事にした。





やがて、出口からガヤガヤと生徒たちが出て来た。


三男は目敏く僕たちを見つけ、ニンマリ笑った。


解散後、軽く何かを食べようという事で、飲食街へ向かった。


三男は、全然疲れていないと言う。トラベラーズハイとでも言ったものがあるのかな?





 

飲食店で他クラスの先生が三男を見つけ、近づいて来た。


先生は僕たちに「お迎え、お疲れ様です。U君、大活躍だったんですよ。本当にしっかりしていてびっくりしました。普段の学校での様子と全然違いました。褒めてあげて下さい」と。


車に乗り込んでから、何があったのか?と三男に聞いても「分からんなぁ。何もしてない」としか言わない。


僕には甘えた三男坊のイメージしかない。


ただ、時折長男が三男に理屈で負けている姿をみる。


末っ子というのは、案外、処世術に長けていたりするのかも知れないなあ。


まあ、何にしても元気に帰って来てよかった。