三男、受験終わる・・・か? | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

三男、受験終わる・・・か?

受験生をお持ちの親御さんは、やきもきする2月だと思う。


かく言ううちも三男が高校受験。


ここ大阪は、2/10、11が私学の受験日だった。


在籍中学校から三男の志望校を受ける生徒は、まさかの三男一人だけ。


少し辺鄙な立地だが、ごく平均的な学校だと思う。


二男が通った高校と同じく、かなり歴史がある高校で


一部では「マジメ」が服を着て歩いているような校風だとも囁かれている。


問題なのは、英語ありきという高校なのに、三男はとびっきり英語が苦手という事。


どうしてそんな高校を選んだのかと問われると、話せば長くなるのでここでは割愛したい。


それはそうと受験数日前「受験当日のご注意」というものを読んで「うそっ!」と言葉が出た。


「受験場には同校を受ける生徒複数か保護者同伴でお越しください」みたいな一文がある。


一人では何の事故に巻き込まれるか分からない。


明後日の方向に歩いて行くかも知れない。


途中でコンビニに寄ってチキンなどを頬張るかも知れない。などなど・・・


兎に角、予期せぬ事がおこる可能性がある。一人で来させなさんな。と、いう事らしい。


と言われても、僕は店を休めない。長男は仕事。家内は女子会とかいうもの。


んっ?


女子会?


その年で?


いやいや、それ以前に子供の受験日に、それは呑気すぎやしないか?


「家内よ、そんな事をしている場合ではない。あなたが三男に付き添わなくてもいいのか?」と聞いたが、


「そんな大層な。受けるのは三男だし。二男で充分」と。


・・・確かに、受験するのは本人だものな。


ということで、二男が「僕がついて行くよ」と。


受験の間、二男は保護者控室にはおらず、ミスドに行ったりポスティングをしたりで、時間を潰したらしい。


ポスティング?


そう、店のチラシ配り。受験校付近は有数の邸宅街という。


それを黙って見過ごす訳にはいかない。


二男に「帰りに好きなものを食べに行けば良い、三男も一緒にな」と小遣いをちらつかせておいた。





受験日当日、無事受験に臨んだだろうか、体調はどうだろうかと、悶々としていると二男からラインが入った。


13時半を少しまわったあたりの事だ。


そこには、回転寿司でくつろぐ三男の顔があった。


すぐさま三男に電話をしてみると「もう終わったで~」と。


「どうだった」と急くように聞くと


「まあ、あんなもんでしょ」と、受験の緊張感がまるでない。


「面接もあっただろ。もう終わったのか?」と、僕。


「面談ね、ボクが一番やった。あっという間よ」と。


「ちゃんと答えられたか?」


「ひとつだけ予想外の質問があったわ」


「なに?」と、不安な僕。


「最近、一番気になったニュースは何ですか?だって」


「それで?」


「『受験勉強に集中していたので、社会から隔絶されていました』と、答えた」と。


「社会から隔絶?」・・・どうしてそんな文言を思いつくのか。


三男は大人に囲まれて育ったせいか、妙な言い回しをする事がある。


あれだけ中学生らしく素でいきなさいと言っておいたのに・・・


先日は模擬の面談で「将来どのような道に進みたいですか?」といった質問に


「とりあえず大学を出て、将来性のある安定した企業に就職したいんですよ~」と。


鋭く僕を観察しているのは分かるが、その回答はあまりにも現実的だろ。


もっと中学生らしく、夢と希望に満ちた目がウルウルするような事が言えんのか。



僕の混乱を遮るように三男が言った。


「それよりな、とーさん、あかんやろという事があってん」


何だか、どんどん不安になってきた。何も聞かない方がいい気がする。


「僕、一番目の面談やろ。ドアを開けようとしても、全然あかへんねん」


「引き戸を押したとか?」


「そんな間抜けおらんやろ。ドアの鍵が掛かっててんな」


「で?」


「もうええやん。適当に言うといた」


あかん。絶対要らん事言うとるで・・・これ以上聞かない方がよい。



そんなこんなで、三男の受験は終わった・・・と思いたい。


三男に併願みたいなガッツのある心意気はない。


ちゃっちゃと受験を終わらせてしまいたい一心で、私学しか考えていない。


多分、今日結果が届くはず・・・


因みに、家内は夕方遅く店にやって来て、「あ〜楽しかった」と。


母親とは太っ腹なものだと感心した。