長男のえええ~!
「おとーさん、明日店の手伝い、行かれへんわ」
と、長男が座っていた椅子を回転させながら言った。
「学校か?」と聞くと、就職セミナーがあるという。
長男もこの春、四回生になる。
就職セミナーなんてしゃれたもの、僕の時代にはなかったと思う。
しかし、大層な時代だ。
「そのセミナーとやらは、何か為になるのか?」と、聞くと
「さあ、少しは就職事情がわかるんじゃない」と。
「つまらなさそうなら、脱け出しや」
「それが、あかんねん」
「なんで?ほなさいならでええがな」
「僕、運営スタッフやねん」
「えっ?おかしな事を言いないな。
青年よ、あなたはセミナーを受ける側やろがな」
僕は、また長男がお門違いな事を言っているのだと思った。
長男は頭をかきかき、
「先生から運営の方、手伝ってほしいと頼まれてん」と。
「人手が足らんのかいな。青年よ、いつもおかしな事に巻き込まれるよなあ」
長男は困ったように笑った。
そう言えば、長男は一回生の頃から、大学のイベントごとによく駆り出されていた。
どんくささが服を着て歩いているような子なのに、大丈夫なのだろうか?
ところで、長男は情報メディアという得体の知れないものを勉強している。
で、日々パソコンに振り回されているらしい。
帰って来るのも遅い。
その上、バイトもある。
自宅に戻ってからも、深夜までパソコンに向かって課題をしている。
見かねた僕が「取り敢えず、学校には残らず、自宅で課題をしたら?」と、言うと
「自宅のパソコンは全部Windowsやろ」と、長男。頷く僕。
「Macでないと、出来ない事もあんねんな」
「えっ? いつからMac使ってるの?」と、聞くと「1年の時から」と。
「えっ?えっ?えっ?ずっと帰宅が遅かったのはそのせい?」
「まあ、そう言うことかな」と、長男。
自宅にはパソコンが3台ある。しかも、この数年ですべて買い替えている。
一言そう言えば、一台はMacにしたのに。
今更な~、ん~、Mac~、買うか~・・・いやいや、厳しいやろ。
つい先日、店のパソコンを買い替えたばかりだし、
ついでにプリンターもレーザーにしてやった。
勢いで店内照明もLEDにしてしもた。
よせばよいのに、看板投光器も何台かつけた。
やっと支払いが終わってホッとした所だ。
更に目の前には、あれやこれやと納税窓口が口を開けて待っている。
これ以上の出費は避けねばなるまい。
と言う以前に、逆さまにしても鼻血もでない。
長男よ、すまぬ。課題は学校でやってくれ。
食費程度は負担する。
しかし、もう少し商売をうまくやらないといけないよなあ。
飴でも買うように、パソコンを買ってやりたいものだと思う成穂堂であった。
と、長男が座っていた椅子を回転させながら言った。
「学校か?」と聞くと、就職セミナーがあるという。
長男もこの春、四回生になる。
就職セミナーなんてしゃれたもの、僕の時代にはなかったと思う。
しかし、大層な時代だ。
「そのセミナーとやらは、何か為になるのか?」と、聞くと
「さあ、少しは就職事情がわかるんじゃない」と。
「つまらなさそうなら、脱け出しや」
「それが、あかんねん」
「なんで?ほなさいならでええがな」
「僕、運営スタッフやねん」
「えっ?おかしな事を言いないな。
青年よ、あなたはセミナーを受ける側やろがな」
僕は、また長男がお門違いな事を言っているのだと思った。
長男は頭をかきかき、
「先生から運営の方、手伝ってほしいと頼まれてん」と。
「人手が足らんのかいな。青年よ、いつもおかしな事に巻き込まれるよなあ」
長男は困ったように笑った。
そう言えば、長男は一回生の頃から、大学のイベントごとによく駆り出されていた。
どんくささが服を着て歩いているような子なのに、大丈夫なのだろうか?
ところで、長男は情報メディアという得体の知れないものを勉強している。
で、日々パソコンに振り回されているらしい。
帰って来るのも遅い。
その上、バイトもある。
自宅に戻ってからも、深夜までパソコンに向かって課題をしている。
見かねた僕が「取り敢えず、学校には残らず、自宅で課題をしたら?」と、言うと
「自宅のパソコンは全部Windowsやろ」と、長男。頷く僕。
「Macでないと、出来ない事もあんねんな」
「えっ? いつからMac使ってるの?」と、聞くと「1年の時から」と。
「えっ?えっ?えっ?ずっと帰宅が遅かったのはそのせい?」
「まあ、そう言うことかな」と、長男。
自宅にはパソコンが3台ある。しかも、この数年ですべて買い替えている。
一言そう言えば、一台はMacにしたのに。
今更な~、ん~、Mac~、買うか~・・・いやいや、厳しいやろ。
つい先日、店のパソコンを買い替えたばかりだし、
ついでにプリンターもレーザーにしてやった。
勢いで店内照明もLEDにしてしもた。
よせばよいのに、看板投光器も何台かつけた。
やっと支払いが終わってホッとした所だ。
更に目の前には、あれやこれやと納税窓口が口を開けて待っている。
これ以上の出費は避けねばなるまい。
と言う以前に、逆さまにしても鼻血もでない。
長男よ、すまぬ。課題は学校でやってくれ。
食費程度は負担する。
しかし、もう少し商売をうまくやらないといけないよなあ。
飴でも買うように、パソコンを買ってやりたいものだと思う成穂堂であった。