長男の挑戦 | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

長男の挑戦

理由は兎も角、長男は来月からうちの店を手伝う事になる。

と、言っても週に数回、1日当たり3、4時間程だ。

長男には「全ての空き時間をうちの店に割く必要はない。

思うようにすればよい」と、言っていた。

数日前の夜、長男から週に3日程のバイトが決まったと報告を受けた。

で、新しいバイト先の為にスーツがいると言う。

「スーツ?」と、僕が驚くと、

「ちょっと窮屈だけど、待遇がかなりいいねん」

と。

仕事内容を聞くと、思いもよらない答えが戻ってきた。

ある進学高校で自習室の監督員をするという。

そんな不思議なバイトをどこでみつけたのかと訊ねると、

友達がその高校出身で、現在、監督員のバイトをしている。

ふとした事から、その友達にバイトの面接を

受けてみないかと奨められたとの事。

基本的に外部募集はしないらしいが、

内部推薦があれば他校出身者でも

面接は受けられるのだとか。

その高校では正規の授業か終わると、

教室がそのまま自習室となる。

一体何を監督する必要があるのか分からないが、

あれこれと与えられる仕事はあるみたいだ。

まあ、何でも経験するとよい。

学校のような気真面目の塊みたいな所と、

うちのようなギャンブル的要素を多分に含んだ所でのバイトと、

そのギャップは凄いだろうな。


しかし、何度考えても、自習室に監督員をおく必要があるとは思えない。

自主的な行動、それも勉強だ。

自習とは名ばかりなのだろうか。

相手は体たらくな生徒達ではなく、

学習能力が高く、士気も高い生徒達ではないのか。

長男の見つけたバイトに反対する訳ではないが、何かがおかしい。

また、長男から名だたる進学校の実態が聞けるだろう。

まあ、何れにしても、長男には学校と二つのバイトの掛け持ちという、

忙しい日々が待っている。

成穂堂としても、いくら子供と言えどもバイト代は出す。

その分、しっかりと仕事も覚えてもら
う事になる。

春は何かが始まる季節なのだろう。


長男よ、地を踏みしめ頑張れ!