ふと立ち止まり思う事 | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

ふと立ち止まり思う事

密かに通販サイトを運営している。

特殊なキーワードを打ち込まなければ現れない通販サイト。

秘密結社のように怪しい。実に怪しい。

そこでは「黒魔術」とか「呪術」とかといった言葉が飛び交っている。
    
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な~んてことはない。



このブログの上部をぐっと見て頂くと、

青地に白抜きの文字が並んでいる。

その一番右の「気になる本たち」をポチっとして頂くと、

成穂堂で扱っている本の一部を販売しているサイトに飛ぶ。

ここではあまり一般向きしない本たちが並んでいる。

そして、通販サイトと言いながら販売は二次的なものだ。

なぜ、そんな無駄な事をと思われるが、

いやいや、これも古本屋の企みである。

思い出したようにしか商品登録をしないので、

いつまでたっても商品数も増えない。

ただ、当サイトで販売している本たちは、

ごく一部のワケあり本を除いて、

成穂堂お得意のカテゴリーのものどもである。



どこをどう辿ってこのサイトにたどり着くのか、

ちょくちょく注文を頂く。

その度に「ゲッ!こんな貧弱な品揃えの中からお買い上げ?」

と言いながら、慌てふためいて在庫を探しに走る。

勿論、サイトにはたどり着いてほしいし、

ご購入頂くのは非常に有り難い。



このサイト、種明かしをするまでもないのだが、目的は本の買取りである。

古本屋は蜘蛛の巣を張るが如く、

買取り網を拡げなくてはならない。

かと言って、「専門書買取り」や「本買取り」と検索すると、

必ず上位に出てくる店のように、資本力に任せた手は打てない。

成穂堂の将来を見据えた投資家がいれば別だが、ここらが辛い。


これまでにも何度か書いたが、

古本屋と言うのはおかしな商売で

売るという事よりも、買い取るという事のほうが難しい。

本は売れなくなったと言われるが、

10年ほど前の実店舗の売上と比較するとそうだと思う。

ネットショップやモールの影響も大きい。

これは時代の流れであり、それをとやかく言っていても仕方ない。

流れに乗る必要があれば、流れに乗らなくちゃいけない。

ネット普及のお陰で飛躍的に売上の伸びた分野もある。

専門書がそうだ。実店舗より、随分と売りやすくなった。

語弊のある言い方だが、本の知識を持たずして本を売ってしまえる。

専門書というのは、購入者の方が僕より遥かに知識を持っている。

購入者の方が本を探し出してくれる。

・・・ 一般書についてもそうかも知れない。

本屋というのは「書名」や「作家名」は多く知っているけど、

その内容を話せるかというと、ごくごく狭い分野に限ってという事になると思う。



話があっちやこっちにいくが、古本屋というのは100軒あれば100軒とも

どうやって本を集めようかと日々、血のにじむような努力をしている。

僕もそのつもりだが、現実はうまく行く事のほうが少ない。


お客と賑やかに話をしながら過ごすのが好きな僕は、

売上を伸ばすとか利益をあげるとかといった事より、

店頭を残すために通販をしているのかも知れないと、ふと思う。

ちょっと、何を言わんとしているのか分からない内容になってきた。

バタバタとした事があり、ちょっと疲れているようなのでこれで筆を置く。

皆さんよい週末をお過ごしください・・・