夜の散歩者 | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

夜の散歩者

日曜日の夜、パソコンの画面を食い入るように見る僕。

家内が、「何か面白いものが見つかった?」

と、通りすがりに言った。

いや、その逆・・・

まさに唖然としていたのである。

先日来、コツコツと買取りサイトと通販サイトを作っている。

その日は、俄然張り切って買取りサイトを作成していた。

やっと、トップページの格好がつき、

最後の画像を貼り付ける作業をしていた。

しかし、その時すでに事件は起こっていた。

何も知らず、ご機嫌でアップロードする僕。

画面を確認したら、貼り付けた画像はあるものの、

その真下にあるはずのリンクボタンたちがない!

編集画面を確認してみたが、やはりない。

いつ、どこで誤って削除してしまったのだろう?

サイトを作る作業は、かなりしんどい。

僕の使用しているソフトは、使い勝手のよいものらしいが、

それでも、なかなか思うようなフォームにならない。

大体が、見よう見まねで作っているのだ。

ボタン一つ作るだけでも、四苦八苦している。

今日はもうダメですぜ。

僕はため息を100回ほどついて、作業を止めた。

そして、画面に向かい「ぐれてやる」と、呟いた。

もう、ブログをみてまわり、気分転換するか、ふて寝するか・・・


僕の背中がムンクのさけびのように映ったのか、

家内が「ねえ、散歩がてらにジュースでも買ってきたら?

子どもたちも散歩したいと思うよ。

夜風が気持ちいいかも」と、にこやかに言う。

気分晴らしになるかと、僕はヨタヨタと立ち上がった。

二男と三男に寄りかかるように玄関口に向かう僕。

気を取りなおして、作業に入る気になるのは、明日だな。

子ども達は、僕の毎度のヘナヘナ振りを熟知しており、

こういう時の扱いも慣れたものだ。

「もうお兄ちゃんのバイトが終わる時間やで。途中で会うかも」

「会ったら、一緒にコンビニに行こう」

「おとーさん、アイスクリームでも食べよか」

等々、完璧に僕は末っ子扱いだ。

威厳も何もあったものじゃない。

しかし、これだけ手間のかかる人間も少なかろう。

僕は子ども達の言うがまま、コンビニに向かい、

アイスクリームと適当な飲料を買い、

「頑張るか」と、気を取り直した。


帰りながらふと気づいたのだけど、

僕は体よく、おやつを買い与えてしまったのだよね。

それも、家内の分まで。

うう~、油断も隙もあったものじゃない・・・

やっぱり、あさってから頑張ることにする・・・



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