奔る三男
先週の日曜日。
三男が何やら呪文を唱えている。
よ~く聞くと、「おいしそうなのを2袋下さい」と、言っている。
自宅近くにある農家が軒下にトマトを並べ出したのを、長男が見つけたらしい。
それを聞いたトマト大好き三男は、
昨夜から明日の朝は僕がトマトを買いに行ってくると、言っていた。
この地域には無人や農家の作業場の軒下で
野菜を売る販売所がちょこちょこと点在するが、
ここのトマトが断トツにうまい。
と言いつつもう一軒、
旧成穂堂前の坂道を上り詰めた所の畑で採れるトマトもうまいという事だが、
生憎、販売日時が合わなくて買えた試しがない。
ついでながら、ここで採れるブドウも相当うまいらしい。
大阪近郊では、柏原のブドウが有名だが、
ここら辺りも気候風土が似ているのかも知れない。
堺から大阪狭山に通じる幹線道路を走ると、
ブドウ直売所が何軒もある。
僕がこの地に引っ越して来た頃は、
自宅周辺は田畑だらけで、
その中に交じってブドウ棚もあった。
夏場になると田畑の緑の上を雲の影が走り去り、
青臭いにおいが風に運ばれてきたものだ。
夕刻になると、トンボが群れをなして飛び交っていた。
草むらを覗き込むと、カサカサっと音がして、
何かが、身を潜めている気配を感じる。
今は随分多くの田畑が宅地に姿を変えてる。
或いは、駅前の中途半端な開発を受け、
ローラーで轢いたように田畑に新造道路が通った。
自宅から駅へ続く道路を歩くと、
今もいくらかの田畑が新造道路にへばりつくように残っている。
時折、田畑の小屋で、お茶をしている老夫婦の姿を見る。
そんな一角で、毎年小学校の田植えが賑やかにある。
僕は、そんな長閑な風景がずっと続く事を願っているが、
現実にはなかなか難しい話だ。
さて、三男は朝一番に意気揚々とトマトを買いに出掛けた。
小走りに駆けていく後姿が、彼の固い決意を表している。
普段、何でもかんでも世話を焼いてもらっている三男。
お使いに出掛けたこともない。
まともに買い物が出来るのか、みんな気が気でならない。
やがて、ニコニコと戻ってきた三男。
思わず頭をなでたり、頬ずりをする家族たち。
そんなたいそうな・・・
目と鼻の先にお使いに行っただけ。それもトマト2袋。
三男への甘甘振りが伺える一瞬だ。
朝採りトマト。うまいぞ~ 今朝、買ったのはもっと真っ赤に熟れていた

ところでトマト、冷蔵庫ではなく常温で置いておきなさいとの事。
で、気持ち柔らかくなった頃合をみて、冷蔵庫に入れて冷やすとうまいらしい。
熟す前に採っているからそうするのだろうか?
兎も角、その教えを頑なに守り、食べたトマトは昔ながらの匂いと瑞々しさで
もうたまらなくうまい。
ああ~、これから2ヶ月、農家通いの日々が続く。
三男が何やら呪文を唱えている。
よ~く聞くと、「おいしそうなのを2袋下さい」と、言っている。
自宅近くにある農家が軒下にトマトを並べ出したのを、長男が見つけたらしい。
それを聞いたトマト大好き三男は、
昨夜から明日の朝は僕がトマトを買いに行ってくると、言っていた。
この地域には無人や農家の作業場の軒下で
野菜を売る販売所がちょこちょこと点在するが、
ここのトマトが断トツにうまい。
と言いつつもう一軒、
旧成穂堂前の坂道を上り詰めた所の畑で採れるトマトもうまいという事だが、
生憎、販売日時が合わなくて買えた試しがない。
ついでながら、ここで採れるブドウも相当うまいらしい。
大阪近郊では、柏原のブドウが有名だが、
ここら辺りも気候風土が似ているのかも知れない。
堺から大阪狭山に通じる幹線道路を走ると、
ブドウ直売所が何軒もある。
僕がこの地に引っ越して来た頃は、
自宅周辺は田畑だらけで、
その中に交じってブドウ棚もあった。
夏場になると田畑の緑の上を雲の影が走り去り、
青臭いにおいが風に運ばれてきたものだ。
夕刻になると、トンボが群れをなして飛び交っていた。
草むらを覗き込むと、カサカサっと音がして、
何かが、身を潜めている気配を感じる。
今は随分多くの田畑が宅地に姿を変えてる。
或いは、駅前の中途半端な開発を受け、
ローラーで轢いたように田畑に新造道路が通った。
自宅から駅へ続く道路を歩くと、
今もいくらかの田畑が新造道路にへばりつくように残っている。
時折、田畑の小屋で、お茶をしている老夫婦の姿を見る。
そんな一角で、毎年小学校の田植えが賑やかにある。
僕は、そんな長閑な風景がずっと続く事を願っているが、
現実にはなかなか難しい話だ。
さて、三男は朝一番に意気揚々とトマトを買いに出掛けた。
小走りに駆けていく後姿が、彼の固い決意を表している。
普段、何でもかんでも世話を焼いてもらっている三男。
お使いに出掛けたこともない。
まともに買い物が出来るのか、みんな気が気でならない。
やがて、ニコニコと戻ってきた三男。
思わず頭をなでたり、頬ずりをする家族たち。
そんなたいそうな・・・
目と鼻の先にお使いに行っただけ。それもトマト2袋。
三男への甘甘振りが伺える一瞬だ。
朝採りトマト。うまいぞ~ 今朝、買ったのはもっと真っ赤に熟れていた

ところでトマト、冷蔵庫ではなく常温で置いておきなさいとの事。
で、気持ち柔らかくなった頃合をみて、冷蔵庫に入れて冷やすとうまいらしい。
熟す前に採っているからそうするのだろうか?
兎も角、その教えを頑なに守り、食べたトマトは昔ながらの匂いと瑞々しさで
もうたまらなくうまい。
ああ~、これから2ヶ月、農家通いの日々が続く。