村上春樹初版本!
村上春樹新刊本は、発売1週刊で100万部突破だとか。
そんな短期間で100万部という数字は、ほぼ例を見ないと思う。
それ以前に100万部を超えるような大ベストセラー自体、早々あるものではない。
ベストセラーにはほぼ興味の無い僕だが、村上作品だけは別だ。
村上作品を最初に読んだのは「1973年のピンボール」だった。
佐々木マキ氏のイラストが妙に目にとまり購入したというのが正直な所だった。
一世代前の日本文学と歴史小説しか読まなかった僕には、
この小説がどうにもしっくりこず、途中で放り出してしまっている。
それから暫くして「羊をめぐる冒険」が出版され、
「1973年・・・」で挫折しているにも関わらず、
僕はなぜかこの本を購入してしまった。
佐々木マキ氏のイラストと本のタイトルに想像力が駆り立てられたのか?
折角買ったのだから読むかという感じで読み始めると
どんどんその世界に引き込まれる。
「1973年・・・」が1980/6発行、「羊・・・」が1982/10発行。
その2年の間に、僕に何かがあったとは思えない。
きっと「羊・・・」が、僕に魔法を掛けたのだ。
「羊・・・」を感動と共に読み終えて「1973・・・」を読むと
うそのように、その言葉が像を結びだした。
勿論、「風の歌を聴け」も。
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
唐突に始まるこの書き出しに、僕はぞっとするほどの衝撃を受けた。
初めて満天の星を見た時のような、鳥肌が立つような感動に似ている。
ところで、先ほどからちらりちらりと名の出る「佐々木マキ」氏。
氏のデビューは雑誌「ガロ」である。
商業性よりも作品を重視し、その独特な空気を持った「ガロ」は、
「ガロ」デビューに強い憧れを持つ投稿者が多いという反面、
その経営は苦難そのものだった。
「ガロ」の執筆人をみると、とても興味深い。
村上作品にも登場する「安西水丸」氏なども、名を連ねている。
話が反れてしまった。
そんな訳で、僕は「羊・・・」以来、殆どの村上作品を発売初日に購入している。
自ずと初版である。
何かのジンクスという訳でもないが、その「初版」に拘ってしまう。
ここらあたりは、コレクター癖の一片がでるのであろう。
全く困ったものだ。
当然今回の作品も初版購入を疑っていなかった。
以前、ブログにも書いたが、
これが後手後手にまわり、ついに手に入らなかった。
由々しき問題であると共に、僕は思いっきり凹んだ。
そんな記事をアップして、何日か後に
パソコンにメッセージが届いていた。
とても魅力的な文章をお書きになっているブロガーさんからだった。
その文章から人としてのバランスの良さが伝わってくる。
その内容もやんちゃ坊主成穂堂と天上人ほどの差がある。
メッセージは、自分の持っている「色彩を持たない・・・」初版本と
僕の第○刷りを交換しましょうか?との事だった。
でたらめに宙に投げた紙切れが、蝶になったくらいびっくりした。
こんな子供じみた古本屋の戯言に、
そんな事を申し出て下さるという事自体、
夢にも思わなかった事である。
僅かではあるが大人の自制心もあると信じる僕は、
甘えていいものかどうか迷いに迷った。
結局、面倒をお掛けする事になった。
そして数日前、無事初版本を手にした僕は、
家族全員に事の経緯を説明し、その本を見せてまわった。
家族の反応は伏せておきたい。
お陰さまで、極上のゴールデンウィークを過ごしている。

ページを繰りながら村上春樹ファンでもある方から
大切な初版本を譲ってもらったが、
本当によかったのだろうか?と、自省している。
こうして自分の拘りを書いてみると、
だだをこねる幼児となんら変わりはない・・・
そんな短期間で100万部という数字は、ほぼ例を見ないと思う。
それ以前に100万部を超えるような大ベストセラー自体、早々あるものではない。
ベストセラーにはほぼ興味の無い僕だが、村上作品だけは別だ。
村上作品を最初に読んだのは「1973年のピンボール」だった。
佐々木マキ氏のイラストが妙に目にとまり購入したというのが正直な所だった。
一世代前の日本文学と歴史小説しか読まなかった僕には、
この小説がどうにもしっくりこず、途中で放り出してしまっている。
それから暫くして「羊をめぐる冒険」が出版され、
「1973年・・・」で挫折しているにも関わらず、
僕はなぜかこの本を購入してしまった。
佐々木マキ氏のイラストと本のタイトルに想像力が駆り立てられたのか?
折角買ったのだから読むかという感じで読み始めると
どんどんその世界に引き込まれる。
「1973年・・・」が1980/6発行、「羊・・・」が1982/10発行。
その2年の間に、僕に何かがあったとは思えない。
きっと「羊・・・」が、僕に魔法を掛けたのだ。
「羊・・・」を感動と共に読み終えて「1973・・・」を読むと
うそのように、その言葉が像を結びだした。
勿論、「風の歌を聴け」も。
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
唐突に始まるこの書き出しに、僕はぞっとするほどの衝撃を受けた。
初めて満天の星を見た時のような、鳥肌が立つような感動に似ている。
ところで、先ほどからちらりちらりと名の出る「佐々木マキ」氏。
氏のデビューは雑誌「ガロ」である。
商業性よりも作品を重視し、その独特な空気を持った「ガロ」は、
「ガロ」デビューに強い憧れを持つ投稿者が多いという反面、
その経営は苦難そのものだった。
「ガロ」の執筆人をみると、とても興味深い。
村上作品にも登場する「安西水丸」氏なども、名を連ねている。
話が反れてしまった。
そんな訳で、僕は「羊・・・」以来、殆どの村上作品を発売初日に購入している。
自ずと初版である。
何かのジンクスという訳でもないが、その「初版」に拘ってしまう。
ここらあたりは、コレクター癖の一片がでるのであろう。
全く困ったものだ。
当然今回の作品も初版購入を疑っていなかった。
以前、ブログにも書いたが、
これが後手後手にまわり、ついに手に入らなかった。
由々しき問題であると共に、僕は思いっきり凹んだ。
そんな記事をアップして、何日か後に
パソコンにメッセージが届いていた。
とても魅力的な文章をお書きになっているブロガーさんからだった。
その文章から人としてのバランスの良さが伝わってくる。
その内容もやんちゃ坊主成穂堂と天上人ほどの差がある。
メッセージは、自分の持っている「色彩を持たない・・・」初版本と
僕の第○刷りを交換しましょうか?との事だった。
でたらめに宙に投げた紙切れが、蝶になったくらいびっくりした。
こんな子供じみた古本屋の戯言に、
そんな事を申し出て下さるという事自体、
夢にも思わなかった事である。
僅かではあるが大人の自制心もあると信じる僕は、
甘えていいものかどうか迷いに迷った。
結局、面倒をお掛けする事になった。
そして数日前、無事初版本を手にした僕は、
家族全員に事の経緯を説明し、その本を見せてまわった。
家族の反応は伏せておきたい。
お陰さまで、極上のゴールデンウィークを過ごしている。

ページを繰りながら村上春樹ファンでもある方から
大切な初版本を譲ってもらったが、
本当によかったのだろうか?と、自省している。
こうして自分の拘りを書いてみると、
だだをこねる幼児となんら変わりはない・・・