再起の時は来た! | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

再起の時は来た!

台風一過というが、雲は重く垂れ、風が強い。

その中を、ゼンマイの切れかけたブリキ人形のように歩く人物がいる。

僕である。

後ろから風に煽られるだけでも

「あああぁぁ~、バカ、よしなさい」

と、一人喘いでいる。

人が怪訝な顔をして振り返ろうが、構ってなどいられない。

僕は先日、二男の剣道試合を観に行き、

家族の前で現役復帰を宣誓したのである。

ブログにも書いた。

僕はそうして自分を追い込まないと本気になれない。

かなりへなへなな人間である。

という事で、2日程前、

二男相手に打ち込みや、自稽古紛いに体を動かした。

何年振りかで、しっかりストレッチもした。

精神は柳の如く、柔らかくなびくのだが、

身体は形状記憶合金のように、瞬間で元に戻る。

「アタタタタタ・・・」という情けなくも裏返った声が、

稽古場である倉庫に響くばかりである。

端から見ると、子ども相手に、

何をゼイゼイ言っているのかといった所だ。

いざ、二男と稽古をしてみると、

その動きは、2ヶ月前と全く違っていた。

中学生といえども、真剣に掛からないと打ち込まれてしまう。

というより、何本か打たれてしまっている。

僕はといえば、まるで酔いつぶれる直前のオヤジのように、

気持ちは右でも体は左に動いている。

動体視力も随分落ちているのだと思う。

よもや、二男に苦戦する事になるなんて思ってもいなかった。

これはまた一からやり直しだよな。

今回は、三男も稽古に加わった。

これまではデタラメに竹刀を振り回していたが、

それなりに教えを受け、

手が痛いだの、足がだるいだの、

どうも勝手が違うのに困惑気味だった。



自宅に戻り、風呂に入ろうとすると、

体のあちこちが、ガクガクして力が入らない。

翌朝、つまり昨日、僕は筋肉痛と共に目覚めた。

外は台風の影響で、結構な風雨だった。

昼から、風雨はさらに激しくなり、

心配していた店の天井から雨漏りがし出した。

それも、何ヵ所も。

店は、元材木倉庫だったので、天井が高い。

かといって放っておく訳にもいかない。

仕方なく、僕は長尺物の脚立を伸ばして、手当てにかかった。

悪戦苦闘する事、1時間余り。

無理な姿勢を取り続けた為、

筋肉痛にさらに追い討ちが掛かる。

今朝、目覚めると、筋肉痛はさらに増し、

もう殆ど思うように動けない。

運動の翌日に筋肉痛になるのは若い証拠だというが、

ありゃあ、でたらめでんな。

今日は仕事にならん。



僕は、かつて剣道の稽古中にぶっ倒れて、

運動そのものを諦めていた。

道場に響く子ども達の元気な声が大好きで、

いずれは、剣道を教えるまでに上達したいと思っていた。



僕は何一つ成し遂げた事がない。



いきなり道場通いをして、ご迷惑をかけてもいけない。

まずは、自分の店で体を動かせるまでにならないと。


子ども達よ、おいらはあなた方より少しは前を走っているか?


ペタしてね