本への想い | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

本への想い

先日、ブログでお世話になっている方から

(差し障りがあるといけないので、お名前は控える)

たんと本を送って頂いた。

その中に、何冊か、いや何冊も、

読みたい本が行儀よく並んでいた。

僕はニンマリしながら、

「おお~、こんな本が、入っていますがな。ちょっと、持って帰るか」

と、迂闊にも声に出して言ってしまった。

間髪をいれず、

「おまえさん、心なしか手先が震えていやしないか。

人様にお売りするものを持って帰ろうってのかい?」

家内がキーボードの手を止めて言った。

僕は狼狽を隠しきれず、

「何人にも読まれてこそ、本の値打ちがでまんねんがな」と。

家内は「ふんっ」と言って、パソコンに向かって仕事をしだした。

家内に勝る武器はなしと、いうが、ありゃあ本当だな・・・

いや、言葉か・・・

で、取りあえずこそこそと2冊、持ち帰った。

フットワークを良くするための1冊目は、

『ビブリア古書堂の事件手帖3』。


ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)/三上 延

¥578
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1、2巻の出来具合から3巻目も期待していいのだろうか・・・

あたりでもはずれでも、それはそれで楽しい。



鎌倉の片隅にひっそり佇むビブリア古書堂。

店主は美しくうら若き女性。

彼女は、おおよそ接客業に向かない人見知り。

接客業にむかないという点は、僕と一緒だ。

ビブリア古書堂店主は、古書についてはハクシキ。

古書にまつわる事件を、その緻密な考察から解き明かしていく。

僕も、ハクシキ。

でも、漢字に直すと、博識と薄識。

そして、うちには爪から先ほどの事件も起きない。

ただただ、牧歌的な日々が過ぎてゆくだけだ。

だけど、古書に秘められた想いや、歴史を想像するのは好きだ。

買取りなどに伺おうものなら、

その本たちはどのような経緯、思いで購入され、

その役目を終えたのだろう?と、さらに想像は膨らむ。

そして、僕の所に引き取られ、

やがて次のご主人の元へいくであろう本たちを手にすると、

表現しがたい愛おしさを感じる。

世の中にこれほどまでに、

黙々と人に尽くすモノがあるのだろうか?

いやモノではない。なんと表現すればいいのか。


2冊目に控えているのが

『ジェイン・オースティンの読書会』


ジェイン・オースティンの読書会/カレン・ジョイ ファウラー

¥2,520
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ジェイン・オースティン、

「高慢と偏見」「エマ」と言えばピンとくるだろう。

彼女の著作物についての読書会に集まった6人。

集い話す中で、集まった彼女達の人生が見えてくる。

パラパラとページをめくった限りでは、

アメリカらしいユーモアとセンスが伺える。

全米ベストセラーの傑作長編らしい。

さらにその次に控えているのが・・・

あかん、あかん。。。

「おまえさん、しばかれたいのかい」

と、家内の声が脳裏を100回くらいエコーする。

そこには、しどろもどろで弁解をする自分が簡単に想像できる。

「新刊なら兎も角、これは古本であって、

しかも、僕はとても器用にページがめくれる。

なんなら、自分で買って、また売っても良いわけで・・・」

あかんか、どんどん墓穴を掘っていきそうだ。


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