暑き日々に心涼やかな店 | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

暑き日々に心涼やかな店

暑い日が続いている。

昨日に続き今日の店内温度というか倉庫温度は36℃。

通販受注が入っても、長時間店内をうろついていると危ない。

Mr.インクレディブルの『ダッシュ』のように

目にもとまらない速さで店内を走り、

ピッキングを行うという早業を行わないと

生命の危機を感じることになる。


昨日は、二男の竹刀を仕組んでもらいに、

武道具店に行かねばならなかった。

その間、家内が倉庫から受注商品を抜き出してくれていたのだが、

唐突に、手先が震えだし、頭がぼぉ~とし出したという。

直ぐに、エアコンの効いた事務所に入り、水分を補給したらしい。

しゃれにならない。

業務用空調を入れるとなると、とんでもない費用がかかる。

そんな所にも、子ども達はやってくるので、

本気で、店舗としては夏季休業にしようかとも思う。


僕の方は、二男を車に乗せて走り出したのはいいが

暫らく、汗が噴出してとまらなかった。

向かった武道具店は昔ながらの独特な雰囲気がある。

店内に入ると、店主とお馴染みさんらしきお客が

椅子に腰掛けて話し込んでした。

どうも新しい防具を新調するようだ。

店のお嬢さん(だと思う)が僕に

「宜しければお聞きしますが」と、快活に言った。

そして、竹刀を仕組んでもらう間、

よく冷えた飲み物を出してくれた。

店の片隅にあるテーブルにごく自然にコップを置き、

「どうぞ」と言うだけ。

一つのコップには冷茶が、もう一つにはアクエリアスのようなものが。

こういった何気ない気遣いは、とても嬉しい。

竹刀が仕上がる間も店主とお馴染みさんの歓談は、

とめどなく続いている。

それは、不思議なほど心地よい。

やがて、僕達と入れ替わるように、3人の高校生が入ってきた。

店主が「クラブ帰りか。暑いやろ、お茶飲んでけ~」と。

外はうだるような暑さなのに、ここは長閑な時間が流れている。

こんな人間くさい店がまだあるのだなあと、

心涼やかに店に戻る僕であった。


ペタしてね