剣道防具と三男 | レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々

剣道防具と三男

前回、防具補修の事を書いたが、

もう少し防具話にお付き合い頂きたい。

先週、奇しくも僕の誕生日に、送られてきた防具がある。

防具袋からして、上質な匂いがする。

防具を拝見すると、ほぼ新品のようだ。

どこをみても上質な素材が使われているようだ。

胴台はエンジ地に紅葉が描かれている。

流石に漆塗りという訳ではないが、

美術品を見ているようだ。


疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-紅葉胴1


疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-紅葉胴2


画像でお分かりになるだろうか?

裏は規則正しく竹が張られている。

仕立て方は、何種類もあるが、ここでは端折る。

兎も角、結構な費用をお使いになったのは間違いない。

しきりに頷く僕を見つけて、

コロガるようにやってきたのは、二男…ではなく、三男。

胴を見て「うわあ、きれい。ボクのぼうぐ?」と聞くので、

「大人用のだ。売るのだよ」と返事をした。

すると、「ボク用に置いておいて、お願い」と。

その後、ずっと僕に張り付いて離れない。

写真を撮りだしたら

「おとーさんは、子供のやる気というものを考えていないんですか。

いつも、必要なものがあれば言いなさい。

できる限りの事はしてあげるって言ってるやんか」

と、執拗に詰め寄ってくる。

僕は少したじろぎながら

「おかしな所でおかしな理屈を持ち出しなさんな。

これは、売ります」と、言った。

三男は「もう剣道はしない。好きに売ればいいやん」

と吐き捨てて、どこぞへ消えて行った。

どうして、これだけの屁理屈をあたかも正論の如く、

或いは被害者の如く言えるのだろう。

またそれを可哀想だと思ってしまう僕も僕だ。

防具一式、お取り置きという感じになってしまった。

参った… 

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