犯罪心理学者が教える子供を呪う言葉・救う言葉を読みました。
著者の出口保行さんは、テレビでも見かける方ですが、本を読んだことはありませんでした。
バラエティで拝見することが多く、若干恐そうな見た目もありますが、
まともな本を書いていて驚きました(いい意味です!)
出口さんは犯罪者や非行少年の心理分析を行っており、その経験から本を書かれています。
子育て本は、どうしたら勉強ができるようになるか?運動が得意になるか?といったプラス面の本ばかりが目立ちますが、
出口さんの本は、どんな育て方・言葉によって子供が非行に至ったのかを教えてくれます。
悪い方に行かないようにするという教育本ははじめです。読んでいて新鮮でした。
一般的な教育本は、勉強・運動が得意になる方法を教えてくれますが、これらの本に書かれていることもやり過ぎると子供を非行に走らせてしまう可能性があると感じました。
子育てで、よく使うこんな言葉
「みんなと仲良く」
「早くしなさい」
「頑張りなさい」
「何度言ったら分かるの」
「勉強しなさい」
「気をつけなさい」
子育てをしていたら聞いたこと使ったことがある人がほとんどだと思います。
しかし、このような言葉によって、
子供の個性や自己肯定感、共感性などが破壊されてしまう可能性や事例が紹介されています。
それぞれの言葉で非行少年になってしまった事例が紹介されているので、自分事として読むことができました。
子育てが上手くいっている人ほど、おススメしたい本です。
出口さんは、こちらの本も書かれています。
こちらの本もおすすめです。