さむの旅日記⑥:大入島の雷鳴、読書と刺し身 | さむの御帰宅日記

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ネットの海の枯れ珊瑚のあぶく

 

7月11日 土曜日 曇り時々雨
 

 早寝早起き。朝5時半過ぎには起床。読書の続き。外はゴロゴロと雷がなり、すこし雨が降っている。7時半過ぎ、宿の朝食500円。朝に米とみそ汁を食べるのは久しぶりかも。施設内、子供向けの書棚に国木田独歩の名前がある。彼の生地なのだろうか。

 あとで調べると、1893年10月から翌7月末まで、国木田は、大分県佐伯市の鶴谷学館に英語と数学の教師として赴任していたそうだ。ただ、キリスト教徒であるがゆえに、現地の人々とあまり上手く行かず、早々に辞したということだろう。皮肉なもので、それが今や佐伯の観光資源となった。

 『裸のサル』の続きをひたすら読んでのち、午前中の間に車で島を一周。晴れたり雨が降ったりしたが、本当に美しい。

 戻って、どん兵衛を食べて午後。珈琲とソフトクリームを島の案内所で食べる。普通の味。音楽がなくてよいなと思ったら、残念J-popカバーが流れ始めた。ひどい。海上バスで市内の古本屋へ行こうとしたが、桟橋フロート内にいなかったせいで、乗客として認識されず、バスは止まらなかった。無念。

 ということで、あきらめて読書の続き。『裸のサル』に飽きたので、『山のミステリー』を読んだ。夕食は、脂の乗ったスズキが三匹とカップめん。しかし、刺身が死ぬほどうまい。なんだかんだと友人と話して22時半には寝落ち。