1/10 金曜午後 5回目 十日戎  | さむの御帰宅日記

さむの御帰宅日記

ネットの海の枯れ珊瑚のあぶく

 

 本当は昨日御帰宅しようと思っていたが、なんだかんだと仕事して映画みたら、そうはならなかった。で、今朝。なぜか、ホラーのような夢をみて、かなり早く起きた。寝不足である。足首がやたら冷たい。それで起きたのだろう。

 

 どうにも眠いので二度寝したら、出席するつもりの演習をパスしてしまった。仕方ないので、近所でやっている「平安蚤の市」へ行くも、とくに古書などは置いておらず、諦めて帰宅。

 

 午後1時過ぎ、家にいても仕方ない気がしたので、とりあえず十日戎で「ベーコンエッグたい焼き」を食べることを目標に出発。行きしな、もう一度、カント『万物の終わり』を読もうとしたが、寝不足で寝落ち。

 

 御帰宅。ほとりさん、るりかさんが最初に迎えてくれた。大テーブルに座り、おでんをつついて、ちびちび読んできた『里山奇談』を最後まで読了。楽しい文庫だった。続編も欲しい。あと、アイス餅?も珈琲にあって旨かった。

 

 十日戎に出かけ、旦那様が食べていた写真に煽られて件のたい焼きを齧る。前はもっと旨かった気がするが、とりあえず満足。古本屋に立ち寄って、関根謙司『アラブ文学史―西欧との相関』、宮田登『神の民俗誌』 を700円で拾った。いま気付いたが、どちらも1979年に出版されている。ふむ。

 

 再び御帰宅して、途中で止めて内容を忘れたレヴィ・ブリュル『原始神話学』の緒論を読み始める。が、眠い。あまりに眠いので、予定を早めて5時10分の電車で帰ろうと思ったが、動くのも億劫で座ったままとなった。

 

 夕方、シフト交代の時間だったのか、せなさんが加わり、りりさんに先の友人夫妻について御礼を言い、えなさんと再び?年始挨拶し、めるさんの尻尾でしばかれたら、やくもさんが帰阪していた。やはり、こちらは暖かいのだろうか。そして、ゆゆさんが久しぶりにおられ、おおー、と思った。

 

 Nさんが挨拶して下さり、ピエルさんと歓談して、7時過ぎの電車で帰洛。なかなか強い巫女さんたちばかりだったので、悪霊化したぼくのような旦那様方もしっかりと浄化され祓われただろう。しかし、中にはキツネが化けていたのも混じっていたようである。

 

 石塚尊俊『憑きものと社会』によれば、日本における「霊」は3種類。動物霊、人間の生霊/死霊、そして神仏である。とくに、動物霊について「憑きもの」と言われる。「憑く」動物で一番多いのがキツネ(稲荷神)で、次に犬(狗神)、蛇が続き、その後に狸、ネコ、猿が来る。河童も「憑く」ことがあるらしい。おそらく、キツネが化けた巫女に魅入られてしまい「憑かれた(尊くてムリ、しんどくなった)」旦那様お嬢様もあるかもしれない。とはいえ、巫女たちに祓われたので、化けて出る旦那様・お嬢様はいないのではないか。成仏したいものである。なむなむ。

 

 帰りの電車では、気がつくと中書島だった。眠い。

 
 
【ぼくが視認した御給仕ズ】
ほとり
るりか
えな
める
せな
りり
やくも
ゆゆ
(敬称略・順不同)