英語学習にぴったりの短いTEDトークをご紹介します。内容もとても面白く、楽しく英語力を伸ばせる動画です。ぜひチェックしてみてください!
英語表現ピックアップ
動画で使われた表現を解説しています
① 英文と日本語訳
英文:
The compass is everywhere, because it's literally how we find our way across the face of the Earth.
日本語訳:
コンパスはどこにでもある。なぜなら、それは文字通り、私たちが地球上を移動する方法だからだ。
② 文法・語彙の解説
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The compass is everywhere
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the compass:「コンパス」
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is everywhere:「至るところにある」
→ everywhere は副詞。形容詞ではないので「be動詞+everywhere」で完結する。
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because it’s literally how we find our way
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because:「なぜなら〜だから」
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it’s literally how〜:「それは文字通り〜の方法である」
→ it is how S V は「SがVする方法である」という意味 -
literally:「文字通り、本当に」
→ 強調のために使われることもあるが、ここでは「実際に」 -
we find our way:「私たちが道を見つける(=進む)」
→ find one's way は「進路を見つける」「道に迷わずに行く」など抽象的にも使える。
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across the face of the Earth
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across:「〜を横切って」「〜を通じて」
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the face of the Earth:「地球の表面」
→ 比喩的・文学的表現。「地球上に」「世界中に」という意味でよく使われる。
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③ 発音のワンポイント
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"it’s literally"
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ネイティブ発音では literally が崩れることが多い
→ /ˈlɪtərəli/ → /ˈlɪʔrəli/(Tがʔになる)または /ˈlɪɾrəli/(フラップT) -
日本人が「リテラリー」と言うと不自然。
→ 「リダリー」「リラリー」のように短く軽く言うと◎
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"find our way"
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find の「d」と our の「a」がつながる → ファインダーウェイ(find-our がリンキング)
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our も「アワー」ではなく「アー」または「アゥァー」に近い発音になることがある
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全体は「ファインダゥァーウェイ」に近い音になる
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④ 追加メモ(補足)
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この文はナレーションやプレゼンで使われそうな響きのある、やや詩的な構造です。
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the face of the Earth は日常会話では少し硬めですが、説得力を持たせる表現として効果的です。
🔍 「the compass」を「ジ・カンパス」と発音する理由
英語では、"the" の [ði] 発音を使うことで、
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「これこそが唯一のものだ」
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「今まさに話している、重要なその対象だ」
という 強調 のニュアンスを加えることができます。
例:
“[ði] internet has changed everything.”(インターネット=唯一無二の存在)
“[ði] president will arrive shortly.”(大統領=今話題の特定人物)
→ ここでは「the compass」を主題として紹介していたので、
「このコンパスこそが大切なんだよ」というニュアンスを込めて「ジ・カンパス」と発音しています。
