P U D D I N G ☆ B E A R -38ページ目
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The Balance~天秤の思惑~

あるところに1人の女の子がいました。
その子は2人の人を好きになってしまい、とても悩んでいました。
1人はしっかり者の男の子、もう1人は真っすぐな少年でした。


ある日、女の子は真っ白な紙を持ってきて、そこに天秤の絵を描きました。
2人を天秤にかけて、中途半端な気持ちをはっきりさせようとしたのです。
男の子を好きな理由や、男の子とのいい想い出が見つかれば左の皿に黒のおもりを、そして少年を好きな理由や、少年とのいい想い出が見つかったときには右の皿に白のおもりを描いていきました。
また、男の子にマイナスな面が見つかれば右の皿に、少年にマイナスな面が見つかれば左の皿に、白や黒のおもりをそれぞれ描きました。
1時間考えて、天秤が傾いた方に心を決めることにしたのです。


女の子は考えました。
今までにあったいろいろな出来事を想いだして、ずっとずっと考えました。
やがて1時間が経ったとき、天秤は27個で見事につり合ったのです。
今まで悩んで出なかった結論は、天秤にかけても出ることはないのでした。


そして女の子は
「今はどっちも好きでいいじゃない。いずれ心の天秤はどちらかに傾くわ。」
と、悩むのをやめたそうです。

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