第1話~小5の日常~|プチクラブ | プチクラブ☆小5の笑顔

第1話~小5の日常~|プチクラブ

~架空のSNS、“maxi”を利用して徹底的なイジメを行う小5女子を描いたフィクションです。第1話。~
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「あのね、maxiは18才未満はやっちゃいけない事になってるの。あたし達が小5だってことがばれたら、絶対ダメなわけね。アカウントを消されちゃうの!
だから、学校の事とか、あたし達の年齢が分かるようなことは、ぜ~ったいに書かないでね!!」

谷崎夏子は教室のすみで携帯を勢いよく叩きながら、そうまくしたてた。肩上までのセミロングが小刻みに揺れ、赤みがかった頬をリズミカルに撫でる。
  
「うん・・。わかった・・・・」
  
自分の携帯に視線を落としたまま、塚本ゆいは小さな声で答えた。
腰まで伸びる真っ直ぐな黒髪が、色白い顔をより一層引き立たせている。その顔を半分ほど覆う丸めがねには、ディスプレイの光が薄く映りこむ。

と、彼女の携帯画面が、メール着信を知らせるにぎやかな映像に揺れた。


“なつこさんからmaxiの招待状が届いています”
 
  
「とどいた!?」
「うん・・・」
「だったら、そこに書いてあるアドレスにいって、とりあえずプロフ作って!」
「うん・・・」

ゆいは言われたままにURLをクリック。maxiにアクセス。
表示に従い簡単なプロフを作る。
 

ニックネーム:ユイ
年齢:18
  

「作った!?」
「うん・・・」

夏子はゆいのページへとアクセスし、内容を確認。

「OK. OK。じゃあコミュに招待すっから。maxiのメール見てみて」
一度も携帯から顔を上げずに、夏子はゆいをせき立てる。

ゆいはmaxi内のメールを開く。


“なつこさんからコミュニティの招待状が届いています。
プチクラブ☆に参加しますか?”


「その“参加”っていうとこ、押せばいいから」
「うん・・・」
ゆいは従い、maxi内コミュニティ・プチクラブ☆へと飛ぶ。

【あたしたちのグループのコミュです。遊びの予定とかはここで相談しましょう!】

コミュの説明欄にはそう書いてあり、画面左上にはローティーンアイドルの派手な画像が貼りついている。

「久美と加奈はもうコミュに入ってるから」

ゆいが画面をスクロールすると“メンバー一覧”があり、そこに“くみ”と“かな”の文字が見えた。


「めっちゃウケるもの見せてあげる!」
依然携帯を見つめたままの夏子が、楽しげな表情で言った。

「トピック欄にある“ウザいヤツ”のところをクリックしてみて!」

ゆいは言われたままに、コミュ内“新着のトピック書き込み”の中にある“ウザいヤツ”をクリック。

そこには一枚の画像があった。

体育着に着替え途中と思われる、下着姿の少女の写真。盗撮されたような写真だが、顔は分かる。同じクラスの町田千明だ。

「この前あたしが隠し撮りしたの。ちょうウケるっしょ? バレないように撮るの、大変だったんだよ! すぐ削除すっから、今のうちに見といてね!」

ようやく携帯から顔を上げた夏子は、無邪気な笑顔をゆいに向けた。

つづく。

第2話↓

http://ameblo.jp/pucu/entry-10023540463.html