老父が亡くなって1年が過ぎた。
いくつかの法事も終え書籍、資料で埋まった父の書斎の片付けに腰をあげる。
亡くなる前の2,3年は身体も衰え使用することはなかった書斎。
一か月余りをかけなんとか見られる姿になる。
その中で出てきたのがコイツラ。
フロッピーディスク(FD)に音声テープ。
年代とともに記録メディアの変遷が加速し、それに伴い再生機器が無くなっていくため古いメディアのデータの再生、保存に泣かされている人も多いだろう。
今時の若者に聞けば「カセットテープってなんですか?オープンリール???」とまるで石器時代の人間を見るような顔をする。
すでにガラケーを知らない若者も存在する時代に出てきたコイツラをどうしようか、と悩むトシヨリを若者達はどう見るのであろうか????
んなコターどーでもイー!
さっそく同年代のデジタルオヤジに相談すると「もってるよ」と即答。
FDドライブとテープのデジタル変換器を貸してくれた。
FDであるが、残念ながら現行PCでは読めなかったが(おそらくワープロ機のFD)テープはスムーズにUSBメモリにコピーできた。
FDのデータはどうしても残さなければならぬデータではないのだが、「デキナイ」というのはクヤシーのである。
音声データはお世話になった方に差し上げようと思ったのだが、さて!どのメディアにコピーしたらよいのか「振り出しに戻る」!ダ。
現状考えられるのはUSBメモリあるいはDVD、CDなどであろう。
人にもよるだろうが、現状のノートPCではCD、DVDドライブが付いていないものも多いのではないだろうか?すでに光円盤のメディアは衰退が始まっているのか???
結局DVDにコピー。
数年後(?)にはまたこれらCDやらDVDに保存されたデータの再生に苦労するであろうことは明らかだ。
保存期間の優劣問題はあるにせよ、ひとつはデータの持ち運びという側面もある。そういう利便性を兼ねた次の保存形態はなんになるのであろうか?
LINE、メールやクラウドサーバを介したデータ転送が主流になり「持ち運び」という文化は(すでに?)衰退しつつあるのかもしれない。