144ジオラマ  P-47サンダーボルト | simonのブログ

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とうとうPCのストレージがパンクした。

 

その多くを占有しているのが写真である。

 

仕方無く泣く、外付けストレージへ移動もふくめ整理整頓=5Sである。

 

(ご存じの方も多いと思うが 5S=整理、整頓、清掃、清潔、躾けである。)

 

そんな整理作業の中で懐かしい写真をみつけた。

 

 

30年ほど前、出張でダラスに赴いた際ちょうど航空ショーが行われており単身ラブ・フィールド飛行場に乗り込んだのだった。

 

幾多の大戦機が並ぶエプロンの中の一機。リパブリック P-47サンダーボルトである。(古い写真のため変色はご容赦)

 

・・・ラブ・フィールド空港と言えば・・・

ケネディ大統領が暗殺されたダラス テキサスに訪れた際エアフォース・ワンで降り立った飛行場である・・・

閑話休題m(__)m

 

大戦時の日本には到底真似のできない2800馬力のエンジンを積み、12.7mm機銃を8門に加え大量のロケット弾や爆弾を搭載できた空の重戦車のような機体だ。

 

旧日本軍機の「栄」や「誉」などのエンジンを知る者としては、憎たらしいほどタフで高出力なPratt&Whitney R-2800。こんなエンジンを作れる基礎工業力をもった国と戦いを始めた旧日本(軍?)はやはり無謀というしかない。

 

機体尾部下面に設けられた排気タービンの排気口。この排気タービンもまた当時の日本は実用化できなかったのだ。(資源不足ばかりが原因ではあるまい)

 

ヲタの方々には説明不要な「CONFEDERATE AIR FORCE」だ。訳せば南部同盟空軍だろうか。

もちろん南部同盟とはアメリカでの南北戦争時代の南軍の意味もある。その時代的な差別性のある名前からだろう現在は「Commemorative Air Force」に名称変更されている

 

と、昔の写真を愚痴りながら懐かしむトシヨリ。そこで引っ張り出したのは、やはり15年ほど前に作った1/144のプチジオラマ。

 

「弾道調整ならず。機銃交換の図」である。

 

大戦時(今はどうか??)は写真のように尾部を架台などで持ち上げ、機体を水平にして弾道調整をおこなっていたのだ。

 

とある英国空軍機の写真では斜めになったコンクリート塀に尾部を持ち上げ機体を水平にしていた。

 

今回のジオラマはクレーンで尾部を持ち上げているシーンを作ってみた。もちろん、このような方法はトシヨリの勝手な妄想である。

 

 

弾道調整ができずに翼の上でブローニングM2機関銃を交換している情景である。

翼の下に12.7mm機銃弾の空薬莢を配してみたが、実際の薬莢の長さは100mmほど。1/144のスケールであると0.69mmになるため、ありえない大きさの薬莢になってしまったがご愛敬だ。

15年前の作品をそのまま載せるのも心苦しいので多少手を加えたいな、と腕組みしているトシヨリである。