昔、パグのプーちゃんがいた頃


首に装置を巻きつけると
愛犬が何て言っているか分かるというおもちゃ?が
発売されて話題になりました。


プーちゃんにも付けてみた事がありましたが
1日で壊れてしまいましたが笑

吠えると「あそぼう!」とか「なでて!」とか
文字が表示されるですが
当時も今も「絶対違う」という感想は変わりません笑


それから今日まで

似たような装置が売られていたり

アニマルコミュニケーターという職業が出てきたり

ボタンを犬に押させて会話ができる道具が出てきたり


愛犬と“話せる”というのは
常に私たち飼い主の夢であり続けています✨


先日改めて犬の言葉【カーミングシグナル】で
感動した事がありましたので
書いてみたいと思います。



犬達が使う言語[カーミングシグナル]についての本を久しぶりに読み返した後に

外を歩いていると
向こうから可愛いラブラドールが歩いてきました🐶
(もちろん飼い主さんと)


私は思わず「あら♡」と立ち止まると
その子も立ち止まり尻尾を控えめに振って
その場で足踏みをしました

私は感覚的にその子が友好的で人懐こい犬で
私の所に来るはずだと分かりましたが

本を読んだ直後だったので
注意深く観察してみる事にしたのです


その子は私をみると

目を細めて
耳を1番下に下げて

体を左右に少し揺らしていました


足踏みをしながら
飼い主さんのことを見上げて
「行っていい?」と聞いているかの様に
飼い主さんの反応をみました

私が安全な人かどうかを飼い主さんの様子で
見極めていたのかもしれません

飼い主さんがリードを離すと
私に向かって来ました

(私道で他に人もいない所です)


足踏みをする程嬉しそうだったにも関わらず
小さな弧を描いてゆっくりと来ました

私の前に来ると頭を低く下げて
体を横に向けました

目は細めて耳は下げたまま
尻尾をゆっくりと振り続けていました


私がわかる範囲でもこれだけの
カーミングシグナルを使って

「僕はフレンドリーで敵じゃないよ、
優しく挨拶しようね」と話していたのです。


普段感覚的に感じていたフレンドリーさと違って
ちゃんと伝えようとしてくれている事が
よりよく分かり感動しました🥺


本来なら私もこの子の様に
犬語で「私も安全で平和的な人間だよ」と
伝えるべきでしたが
あまりの可愛さに普通に撫でてしまいました😅

犬語[カーミングシグナル]は
種類によっては人も使える事ができるので
是非皆さんも使ってみると良いかもしれません^ ^

犬の目を真正面から見てはいけない、は
有名ですが
目をそらす、顔をそむけるのも
カーミングシグナルの一つです。

初対面の犬と挨拶をする時に試してみるのも
良いかもしれません^ ^


自分の愛犬が人や犬と会った時にどんな
カーミングシグナルを出しているかで
トラブルも回避しやすくなると思います。



本に最も多い残念な例として
紹介されていたのがこちら↓


飼い主が犬を呼び戻そうとした時や
何か指示をした時や怒った時に

飼い主の緊張やイラつきをを感じ取った犬は
落ち着いてよ、と伝える為に
ゆっくりと弧を描いてなかなか来なかったり
地面の嗅いで無視しているかの様な仕草をします


すると飼い主は
すぐに来なかった、すぐにしなかった、
叱ったのに知らんぷりしている!等と判断して
さらに叱ったり
さらに強い口調で指示を出してしまう

犬はただあなたに落ち着いて欲しいだけなのに
あまりに理不尽だという著者の感想がありました。


怒っているのに尻尾を振ってくるのも
“通じない能天気ワンコ”なのではなくて
怒らないでとお願いしているのかと思うと

その健気さに胸が打たれると同時に
人間の小さな支配欲を反省します💧


犬は常に「落ち着いて」と語りかけてきます。

犬は友好的で平和的な生き物で
種を超えて私たち人間と心を通わせてくれます。


よく思うのです、、

人が犬を飼っているはずなのに

犬の方が人を理解して
人をよく観察して予測して
人の言葉や仕草を覚えて
心や考えを読み取ってくれます

犬にばかり覚えさせて申し訳ないなぁ〜と^ ^



注意しなければいけないのは
カーミングシグナルは複雑なので
1つの仕草で判断しないで
全体をみないと間違えてしまうことです


犬語をマスターするには
まずは1つのシグナルを見つけて観察する事が
大切だそう📚

例えば、、緊張を現す「鼻を舐める」

いつでも愛犬を観察して
いつどんな時にどんなタイミングで
鼻を舐めるかを何日も観察を続けるのです

そうすると、何に緊張するのかを
分かってあげられる様になります

病院に行けば震えたり
何度もペロっとやっているかもしれませんね!

(もし愛犬が緊張していたら
あくびを見せてあげるのも良いかもしれません)


犬たちのカーミングシグナルを理解できれば
ドッグランでの犬同士の事故を防ぐのにも
役立つかもしれません。

これは遊びではないと分かったり
会話が成立していないなどを分かってあげられるかもしれないからです。


私が会ったラブラドールの子は
ハッキリと相手に分かる様に
上手にカーミングシグナル出せる子でしたが
そうじゃない子もいると思いますし

読み取る事が出来ない子もいます

洋服やヘアスタイル、リードのひっぱり、
飼い主のコントロールなどで
間違ったシグナルが示されて
トラブルになるなんて話もよく聞きます。

因みにオシャレカットやおもしろカット、
耳の位置が分からないカット等も
“会話”の妨げの一つなので
あまり奇抜なカットはオススメしません✂️



最後に、私はカーミングシグナルというのは
犬が本能的に自然に発しているサインって
イメージを持っていましたが

本を読むとそうではなくて

他の犬や人間との争いを避けるため
友好的な関係を築くために
犬たちが使っている手段だと知りました。

犬たちの意思で伝えようとしているツール、
まさに犬語なのだと改めて分かりました。


家族として思えば思うほど
つい擬人化してしまいますが

人とは違う言語を使っている事を忘れずに
一緒に犬語の達人を目指しましょう⭐︎

(検索すると本も沢山あります)

長くなりましたがお読み頂いて
ありがとうございました♩

Pusuke