高校生の頃に「北斗の拳」という漫画があって毎週少年ジャンプを買って読んでました。

ご存じの方も多いと思いますが、ケンシロウという主人公が「あたた!」と敵を突くと相手が「ひでぶ!」となっちゃうやつです。

※ちなみに僕は30代まで南斗聖拳のレイが大好きでした。

 

さて、中国武術には点穴(點穴)という技術があって、その技術で急所を攻撃された相手は直後に倒れるばかりではなく、3日後に倒れるとか後日に体に障害が出るとか。

 

「これって本当?実在するなら是非!」と武術を始めた頃はあこがれていましたが、ついに鷹爪拳のインストラクターが僕が通っていた道場に入門してきました。 さらに彼は現役のNYPD(ニューヨーク市警)の警官で禽拿術(中国武術の関節技)を習得しており、しかも点穴技術も学んだとの事。 で、これは教えてもらわない手は無いと毎週彼から少しずつ教えてもらいました。

 

「頭部や手など見える場所なら目で確認できますが、服とか覆われて見えない場所のツボをどうやって探すのか?」といった質問にも丁寧に教えてくれました。打ち方や効果、それと動く相手のツボをどうやって的確にとらえるか等々、「へぇ~」というものが多かったです。

映画だと悪役になっているパターンが多い鷹爪拳ですが、実際には奥深い技術が多いと感じました。

 

で、本当に効くのかですが、北斗の拳の様には勿論ならないものの効果は間違いなくあります。(実際に僕は何回か失神しました)

ただし、点穴の効果を100%得るには時間帯や季節、さらには気血の流れも知る必要があるとの事で、実際に使いこなせるようになるのは簡単ではない事が分かりました。 しかも、体格によってはツボが深いところにある人もいるとの事で、素人では十分に届かないため、効果を出すための特殊な練習が必要との事でした。

 

そんなかんなで、僕は結局途中であきらめてしまいました(笑)

 

結論から言えば、点穴はツボが過度に刺激されて極端な反応をする事で効果のでる技術の様です。(勿論、シンプルに痛いというのもあります)

また経絡には気が流れる方向があり、その方向が狂う様に打ったりする事で体の状態をおかしくしたり、効果が出るのを遅延させる等の技術があります。

間違いなく効果がある技術であると僕は思いますが、彼の話では近年誰も試した人がいない技術が多く、本当にそうなるかは分からないとの事でした。

※試した理由が無いのは勿論「危ない」からです。ほんとうに「ひでぶ」になったら取り返しがつかないですもんね(笑)

 

ケンシロウになるのは諦めましたが、勿体ないので護身術に役立つならという事でシンプルなものは続けて教えてもらいました。

まあツボを強く刺激すれば痛いのは当たり前なので、効果はありますが使う機会はなさそうです。

 

さて、人間の体には触れてはならないツボが有るとも聞きました。

いわゆる「死穴(ぶっそうでごめんなさい)」というもので、アメリカで有名な武術学校のYMAAのDr. Yang師傳の著書「Analysis of Shaolin Chin Na」の初版(今は入手できない)に記載されていたとの事。この話はYMAAに在籍していた方に聞いたのですが、道場とかで「本当に効くのか」と試す人が沢山いたので第二版から該当箇所を削除したそうです。

 

どういう内容だったのか個人的には非常に興味がありますが、しかし知ったからと言って使う訳ではない。 でも、興味はある。(変かな?)

武術を志すと誰しも何かしら危険な技とかに関心はでてくるはずです。(多分)

 

ただ最近はちょっと考え方が変わってきて、危険な技よりも根本的な体の操作や自分自身に興味を持つようになりました。

自分をどこまで高められるのか、その自分がこの世の中でどのように他の人たちと関わっていくのか。(偉そうな事を書いてすいません)

 

点穴技法が人を傷つけるのに確実に効果があるのであれば、やはりツボは人を健康にするにも役立つのかと、鷹爪拳のインストラクターとの交流で強く感じました。

今では北斗の拳のケンシロウやレイよりも、トキが一番好きなキャラクターです。

 

いろいろとありますが、楽しく元気よく、健康な毎日を過ごしましょう!