2024年度の英語の講義が始まりました。


2回目の講義は桜吹雪!



学内中がピンクのカーペットになって春を感じることができました。


今年の桜は遅咲きだったので、入学式に桜が満開で、フレッシュな気分になれたと思います。



今年の必修英語を履修する学生さんは推定59名(まだ正式な名簿が来ていない)。


去年より増えています (笑。




使用するテキストは大学から指定されたものです。1冊は長文のテキスト。もう1冊はTOEICのテキストです。



大学に入学する前まで、学校で英検英検と言われてきた学生さんたち。これから英検を忘れてTOEICだよと私が言うと、みんなびっくりした顔していました。


高校を卒業してまだ間もないのに、いきなりビジネスメールの長文を読まなくてはいけないので、面食らっちゃうよね。


会計グループとか会社の合併とか、そんな英単語を聞いたことがなかったはず(笑。


まずは大学生活に慣れるのをサポートしつつ、徐々にTOEICの英単語に慣れていってもらいたいです。




長文のほうは、ハンセン病患者の方達と深くお付き合いをした学長さんのお話からスタートです。


ハンセン病に馴染みがないので、学生さんに興味を持ってもらうためにもののけ姫の話をしました。





以下抜粋



宮崎駿監督は『もののけ姫』の企画を構想していた当時、作品の構成を考えながら散歩していたところ、自宅から徒歩15分ほどのところにある「全生園(ぜんしょうえん)」にたどり着いたそうです。「全生園」とは、東京都東村山市にあるハンセン病療養所です。日本全国には13か所の国立ハンセン病療養所があり、宮崎駿監督はたまたまそのうちのひとつにたどり着いたのでした。

「全生園」を訪れた宮崎駿監督はその後、何度も施設に足を運んだそうです。園にはハンセン病資料館が隣接されており、またハンセン病患者のための納骨堂があったといいます。彼らの多くは、故郷に戻ることのないまま生涯を終えたのです。

 このように何度も「全生園」を訪れるなかで、宮崎駿監督は「おろそかに生きてはいけない。作品をどのように描くか、真正面からきちんとやらなければならない」と感じたそうです。そうした思いから、タタラ場に登場する「病者」の症状や境遇をあえてごまかさず、実際のハンセン病患者を思わせる姿として描いたのでした。」




「どの命も大切で優劣がない」


宮崎駿さんも学長さんも伝えたかったのだと私は感じています。


これから医療に携わるために勉強する学生さんたちにとって、学びのある講義になるよう、精進したいと思います。



https://www.tomochan-eigo.com