やはり、オリジナル | スタンダーズのブログ

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岐阜の田舎でひっそりと旧車をイジっております。
旧車の再生も人生も「ぼつぼつこつこつ」・・・
なんでもほどほどに・・・中庸が一番。

このビートル、’73なのですが、前後ともシングルバンパーが付いておりました。
 
なんか変なのでプレスバンパーに交換することにします。
 
フロントは6Vフェンダーに改造されておりませんでしたので、プレスバンパーはそのまま付きました。
 
しかし、リアは6Vフェンダーに変更されており、テールも6Vテールです。
 
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プレスバンパーに6Vテールはありえないので、アイロンテールにするか、年式なりのビッグテールにするかです。
 
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1.アイロンテール
利点
・フェンダーはこのままでOK。
・斜め後ろから見ると、1302仕様になる。(三日月+アイロンテール)→それで??
・個人的にこのテールが好き。
 
欠点
・テール本体を塗る必要がある。→お金がかかる。
・バンパーステーの取り付け位置が異なるので、穴を縦長に大きくする必要がある。→大きすぎて、下側が余って、おかしくなる可能性大。
 
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2.ビッグテール
利点
・以前のオーナーさんが同色ペイントされたビッグテールフェンダーを持っており、譲り受けた。
・年式相当の形になる。
 
欠点
・フェンダーごと交換が必要。→面倒・・・。
 
以上のように、色々考えた結果、やはりオリジナルに戻した方が、違和感が無いということで、ビッグテールにすることにしました。
 
まず、右フェンダーを外して・・・
 
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アレっ、なんか漏れてる・・・。
 
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ドライブシャフトブーツが破れており、ミッションオイルが漏れてきました。
 
今後の課題が見えてきました。
見たくないですが・・・。
 
しかし、このビートル、腐ってないです!
 
バンパーステー取り付け部付近のみ、ちょっと錆びておりましたので、ブラシで錆を落とし、シャーシブラックを塗りました。
グリーンが見えるのは、元色です。
フェンダー外さずに、ガンメタ塗ったのですね・・・。
 
 
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そして、左フェンダーも同様に行い、とりあえずオリジナルに戻りました。
 
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ビッグテールも意外とイイです。
というか、ビートルはオリジナルでラフに乗るのが、かっこいいです。
高年式もアリかな。
 
なんでもかんでも6V仕様にしてしまった時代は何だったのでしょうか?
売れたから?
 
1960年代や70年代、国産車に乗っていた若者は1年でも年式を新しくみせようと、前期型のテールを後期型にしたそうです。
しかし、オールドカーの世界は旧くみせたがる。旧い方がエライ!?
価値観の違いは面白い・・・。
 
しかし、見せかけだけの旧さは3日で飽きる。
 
最後は本当に旧いホンモノにたどり着く・・・。
 
馬車か・・・。2馬力の・・・。
 
 
バンパー取り付けはまた今度・・・。