本作りで、魚が釣れた
太陽出版の出荷表に書かれていたのが、「イタバカ」。
7月に出版した『イタリアの馬鹿男、日本の駄目男』のことだ。
いいねー、イタバカか。こりゃいい略称だ。
そのイタバカの著者のお兄さんが、釣りバカ。
「次の本? いいですよ、そんなの一年先で」
「それよりも、お兄さんに釣りに連れて行って欲しい」
そんなこんなで、着いたのが愛知県、伊良湖岬。
「真正面を向いて」
「空に向かって押し出すように投げる」
「顔はもっと上を向いて」
正真正銘、生まれて初めての第一投。
ん? 重りが着水したと思ったら、ブルブルブル。
これって、もしかしたら釣れてるの?
師匠の秀兄が自分の竿を準備する間もなく、一匹ゲット。
後は、入れ食い状態なのだ。(ビギナーズラックと人は言う)
結果は、これ。2人で、キス35匹、ヘダイ一匹。
こりゃ、病みつきになるよ。投げれば釣れるんだもの。
とはいえ秀兄師匠、
「顔が下がってきた」
「そんなに力を入れない」
「あの太陽に向かって、押し出すように」
で、その秀兄師匠はと言えば、
「キスは群れてるから、少しタイミングを合わせれば」
なるほど、4本針に3匹。(私のは2本針なのだ)
でもね、釣れることは釣れるんだけど、
エラに指を差し込んで、釣り糸をグルグルっと。
釣っている時間より、釣った魚を外す時間の方が。
ようやく外したあとも、ゴカイのやつ、ぐにゅぐにゅ。
来週辺り、もう一度、豊橋へ行こうと思う。
マイ釣竿、必要だもんね。秀兄師匠に選んでもらう。
そして当然、もう一度、伊良湖岬で特訓なのだ。
秀兄、この本の著者のお兄さんなのだ。
妹が本を書いたばかりに、付き合わされる運命に陥った。
「ボクは読んでませんよ。興味ないもん」だって。
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