今回の再発の手術は2週間前の今日行われました。

 

今回の入院の病室

今回は初めての体験で、共同部屋に入ってみました。

今まで、ほぼ個室しか経験がないので、この入院の間、忍耐をしてみようと思って。

 

前の病院でも、共同部屋に入ったことがありますが、2日で断念。

いびきがうるさい!! 夜中に他の患者がガタガタとうるさいなどの理由で、個室に変えてもらいました。

今回は、このようなことが全くなくて快適でした。

 

共同部屋の人とも話したりして、退屈さが多少軽減されました。

 

やはり、全員が癌患者ということもあり、癌同士気軽にどこの癌ですか!?などと話しかけやすかった。

 

やはり前の病院では、1割に満たない人しか癌で入院していなかったため、基本的に体が元気な人が1泊2日というような短期入院でなかなか話しかけることもなくつまらない状態でした。

 

皆さんが重篤な病で体も衰弱しているせいか、夜はものすごく静かで、ストレスなく過ごせました。

 

入院当日に同じ部屋の人が話しかけてきて、よろしくね!!

 

こちらこそよろしくお願いします!!

 

その方は、何回も再発を繰り返し、声を失い、今回は声を出すための器具を体に埋め込むために入院した様でした。舌は全摘で体にも転移があり、それでも力強く生きている70代の男性で、すごい!!

その他、こんなに声を失った人が多いことにも驚かされましたし、体中の転移でも希望をもって癌と戦い続ける姿勢に感銘を受けました。

 

手術後

 

初回と違って切除範囲が前回ほどでは無いので3時間程度で終了した。

 

手術後、点滴3日とその後鼻からチューブでの栄養剤で、前回と同じ流れ。

 

ところがところがです。鼻からチューブを3日行った後、先生がカップに少量の水を汲み、飲んでみて。

 

手術後、6日目のことです。

 

義歯をつけていたこともあり、難なく飲み込め、先生もびっくり。

 

飲み込めるなら、明日退院ね!!

 

と言って、鼻からチューブを抜き取ってしまいました。

 

またしても、突然の退院宣言。

 

手術から1週間で退院です。

 

看護婦さんが、病室まで来て、明日退院で本当に大丈夫ですか?と聞いてきた。

 

僕に言われても。。。。あの先生は一度言ったら聞かないから!!

 

治療は最低でも2週間続く予定で、鼻から栄養 → おかゆ → 血液検査で問題なければ退院の流れ。

 

通常こうだと思いますが。

 

看護婦さんに聞いてみました。

 

こんな流れはよくあるんですか?

 

私たちも経験したことがありません。多分、あなたが初めてではないかと思いますとのこと。

 

その夜、当然ながら夕食は栄養剤のため、断って、サンドイッチを購入。

(栄養剤は口から飲むと、とてつもなくまずいです。飲めたものではない)

 

義歯を装着して、多少顎が痛かったけど、食べれないことはなかったので、ムシャムシャ。

 

という感じで、血液検査もなく、1週間で退院でした。

 

自宅

 自宅に戻ってからが、大変でした。

 

傷口は日に日に痛みが増し、朝昼晩とカロナールを飲むのですが、さすがに下顎の骨を厚みの2/3を削ったためにカロナールでは全然刃が立たない。

 

ロキソニンを飲んでやっと落ち着く感じ。

 

また、下顎の手術なので、右頬や唇は完全麻痺。まったく感じない。

 

下顎の土手も削り落としているので、食べ物が口からこぼれ落ちてしまう。

 

飲み物はホント飲みずらい。

 

1回の食事でテッシュペーパーは箱の1/4は必要。エプロンをして食べないといけなくなった。

 

皮膚は日に日に収縮をするために引っ張られ痛い!!

 

 

テーピング

 

さすがに毎回ロキソニンというのもつらいので、テーピングを試行錯誤してみました。

 

もともと素人ですがアスリート系なので、テーピングはお手の物。

 

とは言え、顔のテーピングは初めて。

 

当然、参考書なども顔のテーピングなの載っていません。

 

とりあえず、痛い箇所の筋肉にそって、筋肉を補足するようにテーピングしてみました。

 

また、皮膚が引っ張られる個所も逆方向に皮膚を伸ばすようにテーピングしてみました。

 

食べ物がはみ出る右側の唇の淵もテーピング。

 

結構、痛みも軽減されて、いい感じになりました。

 

顔の変形

 

 今回の手術は、下顎であるために、下に皮膚が引っ張られる関係で、極端に右上に引っ張られていた唇の角度が平行に近ずき、いい感じになりました。まだ、傷が治っていないので、後1か月もたったら、もっと平行の状態に戻ることを期待しています。