この手術を行うと、義歯が必須になります。再建されている方はわかりませんが。

 

義歯により、顔の凹みが多少改善されるという事を聞きますが、そんなことはまずないです。

 

最終的な義歯が出来上がるまでの3世代分の義歯を紹介します。

 

【初代義歯】

 

手術後に傷が治るまでにハメていた初代義歯(マウスピース)

2世代が出来上がるまで4か月ぐらいハメていました。

義歯というよりマウスピースです。

 

術後はとにかく口が開きません。指1本も開きませんでした。

平ぺったく薄いので、口が開かなくても装することができた。

 

使用感としては、切除した穴を塞いでくれるので多少話すことができますが、食べるのはつらい。

水を飲めば鼻から噴き出る。食べ物は義歯を通り抜けて鼻に行ってしまう。

 

 

 

【2世代義歯】

 

装着感は、初代と比べて厚みもかなり増しました。大きさも一回り大きくなりました。

この義歯は、より一層顎の穴を塞いでくれるので、食べやすい、話安い。

初代に比べればの話ですよ。しかし電話で話すのは無理です。対面で話すのも筆談を交えての会話です。

普通に飲み物を飲めば、鼻から噴き出す。しかし、硬い物が食べれます。煎餅、肉などは普通に食べれます。

指1本分開けば庄着できます。

この義歯を作成して調整するまでに半年かかりました。

その間に口内の傷も徐々に治っていきます。この傷が完全に治ったら、最終義歯に移行します。

 

 

 

【3世代(最終)義歯】

 

この義歯は厚みも増して、一回り以上大きくなり、装着感は格別に向上します。

しかし、口が開かないと装着も脱着も難しいです。

歯と歯の間に指1本半ぐらい(女性の場合、指2本かなあ~)の隙間があればギリギリ大丈夫です。指2本(女性の場合は指2本半)あれば余裕です。

見た目は、通常の皮膚みたいに見えますが、プラスチックです。2世代の義歯よりも少しやわらかい素材でできていますが、やはり固いです。

 

飲み物が、ごくごくと飲めます。下を向いて飲んだらだめですよ!

 

食べ物も切除前よりちょっと劣るぐらいで、普通になんでも食べれます。(但し義歯で噛むことはできませんよ!)残った自分の歯の部分で飲食した場合の話です。

 

口内がかなり狭くなりますので話安くはないです。話安さから言えば2世代の方が自分としては、話安かったです。但し聞いている方は、空気が抜けないので効きやすいと言われます。

 

この義歯が完成するまでに、2世代完成後からさらに半年かかります。よって、1年がかりですね。

 


 

 

他の人の話に聞くと1世代のマウスピースは無いようです。今いる病院の独自のものの様です。

 

顎を切除すると機能面で大変になるように思いますが、これらの補助器具によりかなり日常生活が普通に送れるようになります。

私は、日々2世代の義歯を使っています。なぜかというと、口が開かなくても、指1本より開かなくても装着ができます。そして話安いです。

 

3世代義歯を使うためには、朝起きて、開口用器具をくわえ、ある程度(指1本半以上)開くようになってからしか使用できませんので、装着までのストレッチで1時間を要してしまいます。

 

但し、食べやすいので、食べ物がおいしく感じます。よって、午後から、義歯を3世代の替えます。