先日、ある方のメッセージ内で「食欲は開口障害が原因」と思われている感想を聞きましたので少し書きます。
食欲はあるけれど、食べ物がまずくて食欲がわかない場合、なぜでしょうか?
ここから先は僕が感じてきた感想なので、間違っているかもしれません。
食べ物の味を感じるためには何が必要か。舌、唾液、噛むことによる刺激などがあります。
※ちなみに放射線治療や抗がん剤真っ只中の方は、別の要因があるので、あてはまりません。
味は唾液により舌に広がります。
1つの物が持っている、苦み、甘み、すっぱみとかが、満遍なく舌に広がるので、美味しいと感じたりまずいと感じます。
そのハーモニーを舌に伝えるのが唾液です。
唾液が出ないことで、その素材の味の要因が1つでも掛けたら、美味しいと思ったものもまずくなります。
ではこの唾液はどうやって出るのでしょうか?
唾液腺にきまっているじゃん!そうですその通り。
では、唾液腺からどの様に出るのでしょうか?
ポンプで押し出すんだよ!というかもしれません。
そもそもポンプなんてないです。
唾液腺の周は筋肉で覆われています。
この筋肉が、絞まったり緩んだりして、唾液が出ます。
つまりこの筋肉は、顎を動かしたり、顔の筋肉を動かしたりして動作します。
口が開かないとどうなるでしょうか?
口の周りの筋肉が収縮性を失い、顎が動かないために、唾液が出なくなります。
そして、唾液が食べ物の味もハーモニーを舌に伝達できなくなります。
その結果、腹は空いているのに、食欲がでないという事になります。
口が普通に開ときは、こんなことは考えたこともないです。
大きく開口するという事が、いかに大切かを書いてみました。