早いもので、手術してからもう4か月経過。

 

先日、手術後の初めての造影CTを撮りました。結果は、まったく問題なし。転移もないようだ。

とりあえず、安心した。

ここから、後1年半異常が無ければとりあえず安心できるのだが。。

 

今回行った手術は、顎と頬骨を切除するものであり、このことにより鼻と口が内部でつながり、話すことも飲食することも困難となりました。うがいをすれば、水はそのまま鼻から吹き出ます。内部的には鼻と口の区別が無くなった状態。

 

これを補うために、口と鼻を仕切る道具を装着するのですが、段階を追って進化します。

手術後、口の中は基本的に骨が露出した状態になるようです。自然にお肉が盛り上がり骨を覆うのを待つそうです。

よって、それにかかる時間が3か月以上。その間は、傷を保護する意味を含め、シイネが作成されます。

ただし、これがあったからと言って、会話が普通に出来たり、飲食が普通に出来たりするわけではありません。

無いときより、多少ましになるぐらいです。

会話はほぼできないため、人と話すときは、書いて見せます。

汁物は気を付けないと、鼻から出てきます。顎があった時の様に、下を向いて飲むと、鼻から噴射します。

やわらかい物しか食べれません。

 

シイネも今は次の段階の義歯に変わった。

シイネ→仮義歯→本義歯の3段階あるようだ。

 

まだ、傷が完全に治っていないため、仮義歯の状態で、本義歯にするまでに色々調整をしながら使用するようだ。

仮義歯は、結構厚みがあり、口が思うほど開けられない今の状態では、口にセットするのがギリギリの状態。

 

 

シイネ

 

仮義歯

 

金具の部分は、残った歯に固定させる部分

まだ、模造品の歯はついていません。

仮義歯

 

開口訓練

 

毎日、開口訓練をしているが、思う様にいかない。

というのも、放射線治療で、頬のお肉はかちかちに硬直している。また、手術の影響もあり、より一層柔軟性が無くなった。

手術後に気が付いたのですが、手術をして切ると、その部分は治る過程で収縮してしまう。よって、顎の動きが悪くなることにより、

口が開けにくくなる。

要は、線維化している状態。まったく、のびちじみしない。

 

とはいえ、開けないと、この先作成される本義歯が入らないので、まずい。

現在は以下の道具を一日中、口に挟んで、頬の肉を伸ばすようにしています。(大体3cmぐらいの厚み)

柔軟性はもう戻らないため、肉を伸ばすことに力を入れています。

 

 

 

そろそろ仕事復帰

 

今回のCT結果により、仕事を続けるのか退職するのかを決めようと思っていました。

2か月前に会社の上司にこの旨を伝え、復帰を待ってもらっている状態でした。

思い起こせば、去年の3月から休職をして、今年の12月中旬が休職のタイムリミット。自分の計画では12月までにとりあえず癌を治すという目標で、ありとあらゆる治療方法を試してきました。抗がん剤、放射線、ハイパーサーミアなどなど。

手術以外の方法で、今年の6月の時点で完治の予定でしたが(勝手に自分で思っていた)思う様にいかず、結局、手術を行いましたが、結果的に想定通り、タイムリミットまでに復帰のめどがつきました。

 

今心配なのは、会話うまくできないこと。仕事がらテナントさんと話したり、会議で話したりしないと仕事が成り立たないため、今の状態でどこまで受け入れられるかなあ~。

まあ、やってみてだめなら次の手を探せばいいと、楽観的考えています。

 

現在の体調

 

やばいです。抗がん剤をやらなくなってから、4か月で8kgほど増えました。

身長181cmで体重76kgだから、義理肥満でない状態。

抗がん剤をしているときは68kgぐらいで、結構体が軽かったのですが。

抗がん剤を4年も間欠的であるがしていると、どの状態が体調のいい状態かわからなくなっていたけど、抗がん剤をやめてから半年経過した今。ものすごくいい状態。これが普通の状態だったんだ~。