手術終了後4日目:
手術5日目:
という感じで、治療が進んでいます。
僕の場合、右側顎すべてと左側顎の1/3を切り取り、頬にできた腫瘍も広範囲でザクっとえぐりました。
それを踏まえて読んでみてください。
手術範囲がもっと小さい人は、こうならないかもしれないので。
「この治療で辛いこと」
1.ガーゼ交換
やはり、ガーゼ交換はつらい。今回は血が止まるまで交換をするということでしたが、私は2回の交換で血が止まったため、術後7日目には終了。
2.水が飲めない
水が飲めない。点滴での摂取のため、口が渇くし、喉も痛い。
飲めるのは、2,3週間後。
3.点滴の針が入れられない。
抗がん剤治療を長く行うと血管細くなり、また、運良く挿入できても漏れが発生し、長く持たないから再度針を刺すことになる。
僕の場合は、このためCVポートを体内に埋め込んでいるため、容易に点滴できるが、採血はCVポートを使えないため、血管に針を刺すことになるが、まったく成功しない。この頃、足から採血したり、先生が足の付け根の動脈から採血したりと一苦労。
4.上顎と口がつながる
飲み込むことができない。タンを吐き出すことができない。発音ができない。食べることはもちろんできない。頬っぺたを膨らませることができない。ストローで吸い上げることができない。うがいができない。等できないことのオンパレード。
5.マウスピースで少し補助
上顎と口を隔てるシーネというマウスピースを作成してくれるが、これの目的は飲み込むためのもので、言葉も上手く発音できないし、食べるのも厄介。傷の治りにより、マースピースからこてつ(義歯)に移り変わるようだが、そんなのはいつになるかわからない。
よって、家に帰っても今まで通りの食事はできないだろうし、会話も容易ではなさそう。
6.容姿の変貌
今回僕は顔半分にメスを入れ、たぶん目から口までのお肉をべろっと剥がして手術した様です。
よって、この傷跡は一生このまま、(やくざ見たい~)なのでしょうね。まあ、先生も皴に沿ってできるだけ目立たなくしてくれるとは言っていたものの、やはり気になっちゃうよね。。
初めは、口の中からトライすると言われていたのですが、やはり無理だったようです。
再建なしだと容姿は変貌する。僕は再建は行っていないため、容姿は変貌しました。まあ、マウスピースをつけると、口元は盛り上がるため、多少軽減さえます。これが、容姿をものすごく気にしていた若いころなら、ものすごく落ち込むでしょうが、歳も歳だし、妻もいるし、まあ、気にしないでおこう。
7.仕事復帰はいつになる??
入院はきっと長くても1か月ぐらいだと思います。その後、自宅療養で1,2か月で働ける状態になるまでに、3か月は必要かなあ~。
でも、言葉がうまく発音できないので、仕事に結構支障がでるし、今の仕事どうしようかなあ~。
休職で2年間待ってもらったけど、無理かもしれないなあ~。
やはり、放射線治療と違って、体の重要な一部を切り取るので、後遺症は多かれ少からありますよね!
根治を目指すって結構、勇気がいることなんだなあ~とあらためて思います。