来週の手術に向けて、今日入院しました。

 

この入院は、今後の棘の道に向けての始まりかもしれません。

 

今まで、手術を避けて、放射線治療や抗がん剤治療を続けてきましたが、どれももうできない状態。

後は手術だけ。

 

しかし、この手術は、現在の主病院では行うことができないし、大体の病院では、行ってくれないでしょう。

放射線治療をがんがん行ってきたために、本来手術はもう難しい。そして、現在は4月の時の癌の大きさよりもかなり大きくなっている。

 

手術をしなければ、確実に死ぬ運命。

 

今回は癌専門病院に転院することになりました。

今日の説明で、初めて余命宣告されました。今回の手術無しでは良く持って、来年の春まで。

春まで経過する過程で、口腔内の痛みはどんどん増し、目にも転移して失明し、顔は腫れあがり、そして死を迎える。

考えただけで、無理無理。。。

しかし、手術をすると容姿は変貌し、飲食困難、言葉を話しにくくなる、感染症リスク増大、傷の治りは放射線治療をしたために、極めて悪いそうです。

どちらにしても、棘の道です。

 

退院のタイミングは、ドロドロな食物でも食べれるようになった時点とのことで、傷の治り具合によっては退院後も、鼻からの栄養分補給の管も入れたまま、退院するそうです。

想像を絶する状況です。

 

そして、手術をしても、根治率は50%以下とのこと。

 

なんとしても目だけは残してほしいと要望したために、通常なら癌がある位置から拡大切除を行って、根治率を上げるのですが、今回はぎりぎりの境界線で切るしかないとのこと。

 

なんにしても、切らなければ、のたうち廻って死を迎える。切れば後遺症に苦しめられ、再発に怯える。

 

けして、今までの放射線治療や、抗がん剤治療が楽であったわけでもない。

放射線治療は、口内炎との味覚障害との闘い。抗がん剤は、髪の毛は抜け、口内炎は発生し、味覚0、何よりも体調が最悪。

 

さすがに今回の手術は怖い。術後の状態も怖い。

手術時間は8時間以上。

麻酔で目を閉じて、起こされた瞬間に今までとは別の世界が待っているであろう。

目が覚めないかもしれない。