昨日、光免疫治療の件で病院に行きました。

 

やはり、光免疫治療は受けられずというか、申し込み事態が問題外のような感じでした。

結局、放射線治療も行うことができず、抗がん剤はこれ以上適合するものがないという状態で、手術になります。

恐れていた事態です。

 

手術の範囲はまだ決定していませんが、明日のMRIとCTの結果により決定するとのこと。

 

先生は、癌をとり切れるうちにとっておかないと、手遅れになるし、もう手術以外に治療の方法もないしと言われ、わかってはいるが、絶望感は隠せない。

手遅れになれば、目をとることになるし、脳にも、その他の臓器にも転移する。そうなる前に、やらないとねえ~。

わかっちゃいるけど、なかなか踏み出せない。

 

先生に、目もとることになるのかと質問したら、明日の検査の結果次第では、そういうこともあるかもしれないとクールに言われた。

でも、見た目にはそこまで到達していないように見えるとのことだが、明日の検査次第。

 

目をとることになったら、この手術はやめてもいいですか?と聞き返す。答えは当たり前だが、あなた次第ですとのこと。

この手術での再発率はと聞いてみた。50%ですとクールに返答された。かなり高いなあ~。そしてあなたの場合、放射線をやっていますよねえ!と言われる。その言葉の意味までは動揺している私は聞き返すのを忘れた。

 

後で、考えてみると僕は2つのことが考えた。2つとも的外れかもしれませんが。

1つは放射線治療で癌が見えなくなっている可能性があるということ。

抗がん剤治療でも同様だと思うけど、一時的に抑え込んでいるだけで、CTでも認識できないところにあるかもしれない。

もう1つは、放射線治療のやりすぎで、治療するはずの放射線が、癌化を引き起こしている可能性。(前、誰かに聞いた)

多分、前者の意味で言われたのであろうと思われる。

ということは再発率50%がさらに高くなるということ???

 

やる意味があるのか????

痛い思いをして、上顎を大きく取り除き、それでも再発リスクは高い。。。。

食べることも、話すことも困難となり、顔も変形するだろうし。

現在、上顎の癌患部は腫れて、痛みを伴う状態。毎日オキシコンチン類の痛み止めを飲んでいますが、それでも食べるときは痛みがある。朝目が覚めると、激痛が押し寄せることもある。

 

今やらないと、癌は確実に大きくなってゆく。

キートルーダだけでは進行を若干遅くするだけで、現状維持にもならない気がする。

とはいえ、最後の頼み綱であった、カルボプラチン+5FU+キートルーダも、もし続けられたとしても、あと数か月であっただろう。

この先、新たな抗がん剤が出てきたとしても、延命治療であることには変わらない。(扁平上皮癌に限って述べている)

いままでもそうであったように、苦しい思いをして、効かなくなった時の不安を抱えながら、最終的には手術に到達するしかな。

手術を先延ばしにして、体を痛めつけているだけかもしれない。

 

今までの自分のプログで手術をしないで治すことができたら、その経験が誰かの役に立ったらと思って書いてきたが、やはり自分は無理のようです。誰しも手術で体の一部を取り去るなんて、何とか回避したいと思う。患者さんの願いだと思う。

 

話は変わりますが、ここまで治療に関してクールに言われると、結構こたえます。

今まで大学病院での治療しかやってこなかったので、結構違和感がある。

たしか、この癌が13年前に見つかった時は県病院で、この時の先生も今回の先生と同様、クールだったのを思い出します。

患者に対する扱いが、クール過ぎて威圧感がある。どちらの先生も、癌を取り除くことだけに力を入れている感じで、治療後の温存の優先順位は一番低いと言われました。どちらの先生も同じことを言われた。どちらの先生も癌を甘く見ていないということでしょう。13年前の初癌の時は根治率も気になり、他の治療方法も調べ放射線治療に行き着いた。切らないで根治が望める治療とのことだった。根治率に関して5年生存率も切るのと同じかそれ以上との説明であったため、放射線治療を選択。そして、現在の主病院にたどり着いた。この時は、治療方法に関しても、治療可能な選択肢は色々あった。

大学病院の先生は、治療も術後の生活も同じぐらい重視していますとのことで、ある意味、私を安心させてくれた。

 

出来れば主病院で治療継続したいが、主治医は手術は難しいので、手術は出来れば癌専門病院でとのことで、私もそうすることにした。