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第二章
産地マウベシの風景 ②
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マウベシ到着日は曇っていましたが、
宿泊後の朝、気持ちのよい太陽の光です。
宿泊したのは、こちらのゲストハウス。
バルコニーがあり、癒しの、いい時間をすごせます。
この後、マウベシ地域内のルスラウという集落へ向かい、
その地でコーヒーを栽培するヴィットリノさん宅を目指しますが、
その前に周辺を散策。
前日とおりすがった、市場にいってみます。
市場の表の様子は野菜が並んでいます。
その他、生活関連の様々なものが売られています。
奥へいってみましょう。
光が眩く、空気も澄んでいて、
ただ歩いているだけで、気持ちがいいです。
女性が指差しているのは、揚げたお菓子。
作ってここに売りに来ているようです。
こんなお菓子。
食べました!
ディリの市場、そしてここマウベシの市場でも感じたことですが、
売り込みがなく、なんというか、販売スタイルは受身で、
見物する人間にとっては、居心地がよかったです。
市場の躍動感・ダイナミズムを求める人は
どんな印象を持つのか、聞いてみたいところです。。
さぁ、「ルスラウ」という集落に向かいましょう。
コーヒー生産者の個人のお宅にお邪魔し泊まらせてもらい、
彼らのコーヒー作りに密着するという
貴重な体験となるに違いないアクティビティの
スタートです。
これは、東ティモールのコーヒー生産者の「暮らし」。
どんな住まいで、どんなものを食べて、
どんな一日を過ごすのか、
それが、彼らという人間をどう形作っているのか、
何に関心があり、どうなりたいのか。
生産者組合という存在と隣人らと各生産者自身、
コーヒー作りの精度は、
それらの中で、どう位置づけられているのか。
インセンティブになっているものは・・・・
動機付けは何なのか。
そうした、「コーヒーをつくる」、
背景を知る体験ともなるはずです。
いきましょう。
標高の高いマウベシにあって、
この先の移動は、
これまでよりさらに自然的になってきます。
移動している道路脇にはコーヒーが生い茂っている
そんな場所を通り過ぎていきます。
マウベシは、いたるところでコーヒーを栽培している地域ですから
車窓から、こんな様子を見ることができます。
コーヒーを乾燥させるための準備をしているようですね。
だんだんと、道なき道になっていきます。
こうした道はどうやってできたのでしょうか。
通れそうなところを繰り返し通っていくうちに
できあがっていったのでしょうか。
さらにいくと、もはや
現地ドライバーさんの頭の中にしかないようなところを通って・・・
途中、小学校に寄り道です。
東ティモールの教育は、6・3・3。
初等教育6年と中等教育の3年が義務教育、
小中一貫教育制度です。
義務教育終了後は高等学校3年間、
その後大学へ進学、もしくは就職などで・・・
通り道や選択肢は日本と同じですね。
しかし、ここ東ティモールは、
学校の絶対数が不足していて
小学の就学率は90%と高いものの、、、
中等、高等教育となると、
特に地方に限ると、
多くの子供達が就学できていないようです。
また、日本でいう幼稚園や保育園などの
就学前教育は、1割程度で、
9割の子供たちが、小学校で勉学のデビュー。
30以上もローカル言語がある国で
統一カリキュラムに、
ついていくことは、
就学前教育が充実していないと
難しいことだそうです。
さて、小学校に寄り道した理由。
実は、お邪魔させてもらうヴィットリノさんは
小学校の校長先生でもあります。
訪問前のご挨拶です。
メガネをかけている方。
それにしても・・・・・
みな、ここに歩いて通うのですから、
すごい。。。。
さぁ、到着です!
もうほとんど自然しかありませんが、
これは、ヴィットリノさん宅の周囲の様子。
違う角度からの周囲の様子。
東ティモールコーヒー生産者 、ヴィットリノさんの住まい。
それは、大自然の中にありました。


















