なかなかブログが書けません。
4月上旬の急に寒くなった時期からというもの
その後の寒暖の変化に合わせるかのように
体も好不調を繰り返して、
なんだか、おかしなことになってます。
春先は体調を崩しやすいので
気をつけようと思っていたのですが・・
ちゃんとしなきゃダメですね・・。
さてさて、
今年もこのシーズンがやってきました。
みなさんと一緒に
オールドコーヒーの世界に一歩ずつ踏み込んでいく
毎年の熟成変化を楽しむシーズン・・
時が紡ぐコーヒーの味わいを楽しむ
熟成マンデリン2006 の シーズンです。
2006年は、
96年もののマンデリンを飲んで衝撃を受けた年。
それから、オールドコーヒーをつくることを決め、
生豆を寝かせはじめました。
さて、コーヒーの素材は、
今では、どれだけフレッシュか、を追求し
その状態をキープするための
梱包や保存を吟味、実践するのが
高品質の条件。
それはまるで
生豆に、時の経過などあってはならない、
というような風潮です。
「古いコーヒーにどんな価値があるのですか」
星の数ほどあるコーヒー屋店主の
ほとんどの人がそういうでしょう。
実際、ほとんどのお豆は、
オールドコーヒーには向かないと思っています。
しかし、2006年の自身の体験からも
時間経過イコール経年劣化にしかならない
ほとんどのお豆の中で
いぶし銀のように味わいを深める豆
「マンデリン」ならば、
逆に「古さこそが価値です」
といっても、おかしくはない・・・・
生豆は保存期間中、
自身の成分をエネルギー源に呼吸をしています。
それによって、じっくりとゆっくりと
組成を変えていくわけですが、
それがあまりにも長期間にわたると、
全く違った異次元のコーヒーへと
変わっていくわけですね。
ほとんどのお豆が
自身の成分を消費すると
藁のような印象になってしまうのに対し
マンデリンは、
不思議な風味を放つようになっていきます。
そう思っています。
それは、僕の経験からすると、
粘土と花を一緒にしたような風味・・
そう聞くと、果たして美味しいのか?と
突っ込みたくなるかもしれませんが、
いやなものではなく、すごく心地よい風味です。
それを自分の手で作って、お客様とシェアする・・
それがやりたいことで・・
8年目の2014年、その過程です。
いつ、何年目で、オールドの印象をもつようになるのでしょうか。
変化をみなさんと一緒に体験できたらと思います。
いよいよ明日から店頭に並びます。