PUBLIQ COFFEE は
8/5(月)~8/16(金)までお休みをいただいて
その期間中にベトナム視察を計画しています。
8/8(木)~8/13(火)ベトナムに行ってきます。
長いお休みでご迷惑をおかけいたしますが
何卒よろしくお願いいたします。
さて、その後、ベトナムについて
ふっと頭に思い浮かんだ幾つかのことから
旅程をちょっと変更。
「ホーチミン → バンメトート → ダラット」
この3つの街を訪問する事にしました。
新しくダラットを追加。
それでも時間があれば、
個人的な楽しみとしてベトナムの京都、奈良
「ホイアン」 にいく・・ 全体はそんな旅です。
さて、ベトナムは99%がロブスタ種。
主にインスタントや缶コーヒーの原料をつくっていますが、
主にレギュラーコーヒーに使用するアラビカ種も
ごくわずかですが栽培しています。
その地が、追加したダラット。
ここは標高があります
ベトナムがロブスタ種一色になっているのは
端的にいうと適切な栽培地の問題があげられます。
アラビカ種は暑すぎるのがダメで
1000m以上でなければなりませんが、
ベトナムは全体的に標高が低く、
まずもって適切な栽培地が限られているということが。
また、手間をかけて生産する習慣がなく
ロブスタ種にはない、
設備に投資したり、施肥や農薬を買うことなど
丁寧な栽培が要求されるアラビカ種をやりたがりません。
さらに、ロブスタを長年栽培してきた土壌は
アラビカになじまず、植え替えは、難しいのが実情です。
国は、胡椒やカシューナッツへの転作を奨励しているほどです。
だから、アラビカを植えようとしても、
ロブスタからの転作はできず、
新しい土地を使うことになり、
新植するアラビカのものも、
暑さに弱く、病害虫などのケアに手間がかかる
在来の種は植えられず、
ロブスタとの混血、低級と見られている
「カティモール」というハイブリット種しか栽培されていません。
一応それはアラビカ種にグルーピングされていて、
そのカティモールを栽培しているところが
ベトナムの北西、中国雲南にちかい 「ソンラー」 。
そして中部高原 の 「ダラット」。
それは、合算しても 全体の 1% にも満たない生産量です。
ベトナムにおいて、高品質コーヒーの生産は
とても難しいといえそうです。
とすると、ベトナムは、
どこまでもいってもディスカウンターなのでしょうか。
その別の可能性は、全体の1%にも満たない領域の
ポテンシャル次第ではないかと思います。
カティモールでは、広がりを感じる事が
なかなかできませんが、、
だけど、そうだとしても、
今、大勢とは違うことをやっている
ただそれだけでも、ダラット産は特異な存在でしょう。
マジョリティとマイノリティを見てくる。
ダラットの追加には、そんな意味があるような気もします。