スペシャルティコーヒーを
特別なコーヒーにする方法として
ワインの世界で行われていることが
参考にされています。
・品評会を開く
・風味特性を具体的な言葉で表現する
・その価値に点数をつける
などなど。
それらの方法は、その他のコーヒーと区別し
スペシャルティコーヒーを魅力的なものにします。
あるルールにのっとって評価された
特別なコーヒーというのには
それだけで価値があります。
期待も高まります。とても魅力的だと感じます。
しかし
このスペシャルティコーヒーの魅力が開花するのは
カッピングされ、点数をつけられたときではない・・・・
どのように栽培され
いかに丁寧に精製されたかというその品質の根拠にもない・・
それは、まだ、素晴らしい個性をもった原料が準備できたという、
スタートラインに立てたにすぎない・・
焙煎され、お客様の口に届いてはじめて
どの程度のインパクトを与えることが出来たのかが
判断可能になります。
コーヒーをややこしくしているのは
焙煎という工程があるためです。
評価の高い生豆を使用したとしても
評価の高い煎り豆をつくれるとは限りません。
焙煎する人の考え方次第で
つくられる香味は様々・・・
つまり、そのコーヒー豆の魅力がどこにあって
それをどう引き出すかを決めるのは焙煎人というわけです。
ですから、
コーヒー豆の選び方というのは
銘柄うんぬんあるのですけども
実は、誰が焙煎したか・・という指標を使ったほうが
間違いが少ないのです。
このように
コーヒーの魅力が開花するかどうかは
飲んだ時の印象で
それが、どうだったかということです。
ようするに、焙煎と抽出が、
魅力を開花させるかどうかの鍵を握っています。
スペシャルティコーヒーの魅力とは
味わいの多様性・・・
それぞれの個性でしたが
その鍵を握るのは焙煎と抽出・・・
この2つがさらに魅力的にするための要素ということに
なりそうです。・・・・・・続きます。