デレク・シヴァーズの

「社会運動はどうやって起こすか」




余分なものをそぎ落とし

本質だけにしてあって

いろいろと考えさせられます。




とても示唆に富んでいるといわざるをえません。





この映像の中では、

笑われているだろう、たった一人の踊り手に

共感者が現れて

それが3人になって

周囲の認識が「運動」へ変化すると

さらに応援者が現れて

あるときを境に一気に参加者が増える時があります。




これが

マルコム・グラッドウェルがいう

「ティッピング・ポイント」で





大勢を動かそうとか

流行をつくろうとか

ヒット商品をつくろうとか

そういうことを考えている誰もが

知っているはずの概念です。





この本の中では

ティッピング・ポイントが訪れるための条件が

述べられているわけですが、

その条件を、この映像で説明しようとするとどうなるのか






・「ハブ」となるような人間

・記憶に粘るメッセージ

・背景の力





この3つが要素として取り上げられているのですが、






この映像を分解し、どの瞬間が、どれにあたるのか、

解説を試みてみようと思うのです。

誰がキーマンだったのか、

何が記憶に留まるメッセージだったのか

あの場所、あの環境の力はあったのか。

映像の一つひとつを分解して推測してみようと思うのです。








世の中の「ムーブメント」は

一体、どのようにつくられていくのでしょうか。







マルコム・グラッドウェルの世界は

読めば読むほど

私たち人間が不完全だと感じさせるものです。







その判断は、

論理的だと装いながらも

実は、なんとなくが多い。







本物だ!とプロが太鼓判を押すものと

大衆が認めるものとはまた違う。

そして、よいもの と それが ひろまる 

こととは別の問題であること、など。







彼のいわんとしていることを








その著作「ティッピング・ポイント」と

デレク・シヴァーズの「社会運動はどうやって起こすか」を使って

その分解と合成から

さらに理解を深めてみたいと思います。






これは、教養として知っておくべきこと、

の位置づけで

取り組もうとしているテーマです。