小塚崇彦 世界選手権2011 フリー演技フィギュアスケート・世界選手権第４日（２８日、モスクワ）男子ショートプログラム（ＳＰ）で６位と出遅れた全日本選手権王者の小塚崇彦（２２）がフリーで４回転ジャンプを決め、合計２５８・４１点で銀メダルを獲得した。
ＳＰ首位のパトリック・チャン（２０）＝カナダ＝が合計２８０・９８点で初優勝。
ＳＰ、フリー、合計のすべてで世界歴代最高点を更新した。前回王者の高橋大輔（２５）＝関大大学院＝は５位で２連覇はならず、織田信成（２４）＝関大大学院＝は６位だった。
演技を終えた小塚の表情が、会心の出来を物語っていた。
拳を握ってガッツポーズした日本代表の“末っ子”小塚が、大逆転で銀メダルをつかんだ。
「うれしいです。これ以上ないです。初めてこのプログラムを完璧に滑れた。やったー、という感じ」
興奮冷めやらぬ小塚の瞳には、涙すら浮かんでいた。
織田、高橋と直前に滑った日本勢に次々とアクシデントが起きたが、動じなかった。
冒頭の４回転トーループを完璧に着氷すると、以降の要素もほぼ完璧。
ＳＰは６位と出遅れたが、フリーの要素点は４回転を２度決め優勝したチャンをも上回る高得点。
高橋大輔が記録したフリー歴代最高点も４・９５上回る、文句のない出来だった。
この１年で、２２歳の若武者は大きく成長した。
昨年５月には、コーチを伴わず１人でカナダへ合宿に行った。
練習メニューもすべて自分で決めた。
「自分の中でしっかりとやる、という気持ちを持っていないと、だらけてしまう」。
自分を律し、競技と向かい合った３週間が、精神面で小塚を大きく成長させた。
厳格な指導で知られる佐藤信夫コーチは言う。
「以前は自分に甘く結構怒鳴っていたが、今は怒鳴っていません。必要がないから。自分でどんどんやるから」。
父・嗣彦さんは６８年グルノーブル五輪男子代表、母・幸子さんは全日本選手権メダリストと、フィギュア界の“サラブレッド”。
努力を覚えた今季、その才能を存分に開花させた。
東日本大震災後は、スケートに集中させたい関係者の制止も振り切り、自ら愛知県スケート連盟に掛け合って慈善演技会の開催も決めた。
本番前は、被災者のことが頭をよぎったという。「お土産を持って帰れてよかった」。そう言うと、首もとのメダルを誇らしげに掲げた。
狙うはソチ五輪でのメダルだ。「来季からは４回転をどんどん跳びたい」。
自信を胸に、新エースが突っ走る。
≪感想コメント一言≫・・・・・Gentameranking
１,小塚選手、銀メダル、おめでとう!!!
２,こういう時にこんな素晴らしい演技をやってのける
小塚選手はやっぱりスターです！！！
あなたの心意気は被災地に確実に届いたことでしょう。
心に残る最高の演技を、ありがとう！！！
そしてメダル獲得おめでとう！！！
３,小塚くんやってくれましたねー。
信成のミス、高橋大輔くんのアクシデントとイヤなことが続いたので、
正直、今年の日本男子はメダル厳しいかな？とハラハラしてました。
でも、小塚くんは素晴らしかった。ジャンプを完ぺきに飛んだ時点で
ひょっとしたら？と思いましたが、メダル取れてよかったですね。
小塚くんは手足が長いから、ジャンプもスピンもステップも綺麗で
見栄えがするんですよね。
本当に重厚で素敵な演技だった。おめでとうございます！
４,ありがとう！小塚選手！！！
日本に元気と勇気を届けてくれましたよ。
本当に感動しました。
女子も続いてほしいです！！
５,技術点ではチャン選手を抜いて１位凄い本当に素晴らしい、
心に残る演技でした
６,技術点すごい！！
これで来季は４回転をショートで一回、フリーで２回入れれたら
Pチャンのライバル的存在になれるよ
来季にすごく期待
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