■最新鋭軍艦のソナーに魚群探知機を装備した韓国
2014年11月19日、韓国のハンギョレ新聞が次のようなニュースを配信しました。
(引用はじめ)
セウォル号事故後、海軍の救助艦である統営(トンヨン)艦の投入論議が盛んに行われていた5月、統営艦の音波探知機がマグロ漁船などに付ける魚群探知機を改良した装備に交替されていた事実が遅れて明らかになった。 核心装備である音波探知機の性能問題で海軍が統営艦の受け取りを拒否したため、防衛事業庁がまともな検査も行わずに軍用には不適切な装備を付けて海軍に渡そうとしたのではないかという疑惑が起こっている。
(中略)
会議で海軍本部通信電子技術課は「(現在)統営艦に設置されているSH90は魚群探知機として知られている装備」で軍用には使えないと明らかにした。
当初、軍需業者であるハケンコ(米国Hakenko)は統営艦と掃海艦に6219万ドル(約660億ウォン)規模の音波探知機MS3850(5台)を納品することにしていた。 だが、該当装備が要求性能を充足できなかったため海軍は統営艦の受け取りを拒否した。こうしたなかで4月16日にセウォル号事故が起き、現場に投入されないまま造船所に停泊中だった統営艦に関連して軍と防衛事業庁に対する非難の世論が沸き立った。 この頃、5月にハケンコが防衛事業庁の許可を得て統営艦に商用の魚群探知機であるSH90を搭載した。 SH90を製作したメーカーは、ホームページでSH90がマグロの群れなどを追う魚群探知機(Fish findingsonar)と紹介している。(引用終わり)
このニュースを受けた日本のネットユーザー達は、あまりの韓国軍のお粗末さを笑い飛ばしました。民間用の魚群探知機を世界で最初に商品化したのは、日本の古野電機というメーカーです。その発想は、潜水艦を探知するソナーという軍事技術をダウングレードして小型化し、安価にすることで、民生用に転換するというものだったのです。現在では、魚の体長までが判別できる探知機まであり、非常に安く購入できます。
ところが、この魚群探知機の一種である探鯨機(クジラを探す音波探知機)によって一騒動が持ち上がったことがあります。以下、TOCANA(トカナ)というブログからご紹介します。
■探知してはならないものを探知した日本の捕鯨船
(引用はじめ)
日本の捕鯨船が、南氷洋で捕鯨をするためには、当たり前のことだが、母港である日本の港から、南極に向けて出港する。
多くの場合、捕鯨船は一隻で行くのではない。数隻の船団を組んで日本から南下する。日本から南下する場合、通常は、日本のシーレーンといわれる、日本の貨物船やタンカーが数多く通る航路を使って、南下するのである。そして、航路によるが、そのままロンボク海峡(インドネシア領ロンボク島とバリ島の間)を通り、オーストラリアとニュージーランドの間か、あるいは漁場によっては、オーストラリアの西側を通って、南氷洋に到着する。約90日~120日の航海ということになる。
1993年、日本の調査捕鯨の捕鯨船が、その航路上において異常を警告した。
「ロンボク海峡に大型のクジラがいます」
日本の捕鯨船団は、すぐにクジラを確認するために超音波発信機を発射したのである。クジラも、突然超音波発信機を撃たれれば、通常は逃げると思われる。しかし、クジラは超音波発信機を撃たれてもあまり逃げないのである。クジラやイルカは、知能が発達していること、そして視力ではなく、それら音波で行動を察知していることから、予想外の音波が自分に向かってきた場合には、その音波の方向に進み、危険を察知してから反転して逃げるのである。日本の捕鯨は、そのことをよく熟知しているため、クジラの位置を把握し、そのうえでそのクジラの行動を予想して、追いかける。クジラは哺乳類なので、逃げれば当然呼吸が荒くなる。そして、徐々に水面に出てくる。その水面に背中を出した時が、捕獲のチャンスである。
この時も、そのやり方に合わせて、インドネシア領海内で超音波発信機を発射したのだ。しかし、なにやら行動がおかしい。超音波発信機を撃っても動かない。それどころか、海中深く潜ってゆくのである。
「なんだこれは」
捕鯨船の中では、予想外のこれらの動きに関して騒ぎが起きた。
「そもそも、赤道直下に大型のクジラがいるのか」
よく考えればそうだ。もちろん、いないことはない。日本近海にもクジラやイルカがいるくらいである。はぐれたクジラがいてもおかしくはない。しかし、大量に、なおかつ、超音波発信機に反応して「水中に潜る」というような行動を通るのは、明らかにおかしい。そのまま潜っていれば、哺乳類のクジラは死んでしまうのである。
「もしかして」
そう。これはクジラではなかったのである。インドネシア領海内にいた捕鯨船団が、同国に問い合わせたところ「現在インドネシア海軍からは、その海域で作戦行動を行っている報告を受けていない。なので、オーストラリア海軍か、あるいは中国海軍の潜水艦と思われるので、すぐに座標を送ってもらいたい」ということになる。
そう、日本は軍隊がないため、ほかの国では軍隊でしか使わないような高性能の魚群探知機や超音波発信機を捕鯨で使ってしまっていたため、鯨以外の“大物”を見つけてしまったのだ。逆に言うと、日本の捕鯨船や大型漁船は、ほかの国の漁船の持っている魚群探知機などよりもはるかに性能がよく、作戦行動中の潜水艦まで認識してしまうのである。
このことに危機感を感じたのがオーストラリアである。
オーストラリアは、長年、太平洋の権益をほしいと考えている。しかし、オーストラリアと太平洋の間には、インドネシアがあり、そのインドネシアが邪魔で、オーストラリアは太平洋の権益を得られないのである。まさに、中国と日本の関係と同じだ。そのため、オーストラリアは、潜水艦などを使用して行動しているのであるが、日本の捕鯨船団が「平和に」インドネシア領を通ることで、オーストラリアにとっては海軍の潜水艦の作戦行動が全部ばれてしまうということになるのである。そのため、オーストラリアは日本の「南氷洋に限り」調査捕鯨、もっと言えば捕鯨船の往来を禁止し、南氷洋における日本の捕鯨の中止を申し立てたのである。
このことは、クロマグロでも同じで、太平洋のクロマグロの統計なども、実際に減っていることは事実であるが、日本の漁船のレーダーによる潜水艦行動を問題視して、アメリカや中国が大きく倦厭を表明しているのである。
逆に考えれば、「日本は軍隊がなくても、装備は軍隊と一緒」というような状況であり、いつでも民間船を徴用すれば軍隊に転用できるということになるのである。そして、今回の「調査捕鯨中止の判決」は、「日本右傾化」または「日本が軍事大国になるのではないか」というような懸念から、日本に不利な判決が出たのである。そして、このようなことを認識できていない日本政府は、海外においてまったく見当はずれな交渉をしてしまったのではないかと考えられるのである。(引用終わり)
うーん、これが本当だとしたら、シーシェパードは、オーストラリアや中国から資金提供されているのかもしれませんね。
また、日本の排他的接続水域や領海内に現れる中国密漁船は、
日本の潜水艦を探知し、けん制する役割があると考えられるのかもしれません。
(2014.11.24)