いま人々は、たいていのものを既に持っています。
どうしても欲しいというものが、どんどん減っています。
もし欲しいものがあっても、それを提供するところがたくさんあります。
あなたが何かを買うときと考えてみれば、それは理解できるのではないでしょうか。
それを前提にすることがとても大事です。
例えば、お客があなたのサロンに来たとします。
長くなった髪を切りたいのかも知れないですね。
ところがその奥に、本当に望んでることがあるかも知れません。
ただ綺麗になりたいのかも知れないし、誰かに気に入られたいのかも知れません。
それが何であっても、お客は何かのストーリーを作ろうとしています。
あなたのサロンがそれに応えられるかどうか、それが他の店と違うことを見せるポイントになり得るということです。
でも、本人はそれに気づいていないということがあります。
自分が本当は何を求めているか分かっていないのが現在なのです。
しかし、それが自分のストーリーである可能性が非常に高いのです。
少なくとも、それが選択肢の一つだと考えていいはずです。
私は、自分のストーリーを作ることについて色んな人に話したりします。
そのとき、みんな「必ず」興味を示します。
ネガティブな反応を聞いたことはありません。
ということは、多くの人が「自分のストーリーを作りたい」と思っていると考えて間違いないということです。
ということは、お客があなたのお店に求めているのは、そのストーリー作りの手助けをしたり、演出をしてくれることだと考えていいということです。
さて、どう思いましたか?
あなたのお店は、そんなお客に髪を切ること以外に提供できるものがありますか?
もし思いつかなかったら、例えばこんなのはどうでしょうか。
「いま、○○という映画が人気ですね」
「そのヒロインこんな髪型をしてたのですが、あなたにも向いてると思いますよ」
もしそれが本当にそのお客に向いていたら、お客はそうしたいと思うのではないでしょうか。
そして、それを薦めてくれたあなたに感謝するのではないでしょうか。