火事だあ!
と叫び声が聞こえるようなメールと写真が一郎君から届きました。
日本食レストラン「ふるさと」
マニラへ何回か行った人は知っている人も多いでしょう。
オープンして30数年、
老舗として有名な「ふるさと」が火災です。
出火したのは8月15日の朝4時頃でした。
「ふるさと」はロハス通り沿いのトレイダースホテルの隣に有ります。
そして友人で契約スタッフの一郎君のマンションもホテルの並びに有ります。
火事から数日後、スカイプでの会話から・・・
一郎君
「その時は7階の自分の部屋でDVDを見ていたんです。
窓から気持ちのいい風も入ってうつらうつらしてました。
そしたら何か臭うんですよ。
きな臭い様な臭いがどんどん強くなってきて、びっくりして飛び起きました。
自分の部屋で何かが燃えている。一瞬そう思いました。
でも臭いが窓の外からだとわかって外を見たらふるさとから赤い炎と煙が
上がっていたんです。」
写真を撮ったそうです。
昨日8月29日再びスカイプでの会話から・・・
「その後何かわかった事有ったの?」
一郎君
「公式発表はまだ無いけど、何かおかしいっすよ。
火の手が上がる1時間前の3時頃、誰かが中に入って行ったそうなんです。
これは確かな目撃者がいて当局にも証言したそうです。」
「確か2週間ぐらい店は営業してなかったんだよね。」
一郎君
「そうなんです。
内装工事とかで休業中でした。」
一郎君
「以前ほどの勢いはないですね。
僕も近所なので日本からお客さんが来た時は良く行ったんですけど、
最近はなあ・・・」
「昔の様に腕の立つ日本人の料理人もいないし、経営者も今は中国人に
変わってるんですよ。知ってました?」
「ほんとかよ。それは知らなかったなあ。」
「これも時代の流れですかねえ。」
日本料理店の看板を出して調理人は韓国人やフィリピン人。
日本でもフレンチやイタリアンで日本人シェフが活躍してるけど、
それは何年も修行してやっと認められるわけでフィリピンでは・・・などなど。
その後も話は延々と続く。
そして絶対おかしいと言い張る一郎君。
最後に「やっぱりあやしいですよ。」
どうしても事件にしたいらしい。
一郎君もパソコンも火が出そうなくらい熱くなっていた。
「何か分かったら又連絡ちょうだいね。」
スカイプをOFFにした。
余談だが一郎君が見ていたDVDはフーテンの寅さんで、
フィリピン暮らしが長いと時々見たくなるそうだ。
ー終ー