THE STORY (2)オープン準備が始まった。 | パブ ライトハウス 

パブ ライトハウス 

セクシーフィリピーナ♡勢ぞろい!!!
◆◇◆ダンスショー&イベント◆◇◆

新潟県最大級のフィリピンパブ・・・まだまだ頑張ってます。


  当初の思惑と違いたった5人でやって来た彼女たち。

タイマーのリンダ以外は初めての異国の地 。日本。

長旅で疲れ果て、すっぴんの浅黒い顔に目の下の隈。

安っぽい服に大きなボストンバッグ。

  当時の俺にとってまだなじみの浅いフィリピン人が

ことさら貧相に見えてしまったのは、当然の事だった。

そして数日後のオープンに向け準備が始まった。

 翌日、化粧をしてミニドレスに着替えた 女の子が

一人ずつ更衣室から出てくるのだが、

さすがにスタイルだけはいい。

メイクが少し気になるが、何とかなりそうだ。

 一人一人に顔が白すぎるだのヘアースタイルを

変えろだの頭からつま先まで注文をつける。


 一通り品定め(失礼)も終わり5人をステージに

立たせる。

 まあこんなものか。と納得してみるが、

どーもおかしい? 何か違和感がある。

自分のイメージとちょっと違う。


 暗いのだ。

店のコンセプトでもある明るく、が丸っきり無い。

原因は着ているドレスの色だった。

とにかく地味だった。

黒に白に茶色?

葬式にでも行くんかい。


 フィリピンて言えば南国だろう。

青い空に白い砂浜、透明な海にサンゴ礁、

色とりどりの熱帯魚にフルーツ。 

そう、まばゆいばかりに輝く南国の楽園だ。


誰もが一度は行ってみたいと思うだろう。

一年の内三か月、いや四か月以上が

雪や雨、曇り空のこの新潟に 住んでいれば

時々、逃げ出したくなるのは俺だけだろうか?

 

 お客さんが店に一歩足を踏み入れた時から

別世界が広がる。

 どれだけお客さんを非日常にエスコート

できるか。

 そして、いっときの楽園を提供できるのか。

フィリピンパブ ライトハウスの存在価値で有り、

大事な生命線で有るのだ。


と、女の子に説明してもわかるわけもないので

さっそく赤や黄色のカラフルなドレスに着替え

させた。


 ジャガイモやカボチャがハイビスカスやマンゴーに

変わった瞬間だった。


                           ・・・to be continued