【ふしぎきろく】目にみえないせかいからのメッセージ そうおもったおはなし。⑨

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今年に入ってから

わたしは『エスパー』なみに

ぷにさんの体調を予知できるようになっていた。

それくらい一緒にいた。

向き合っていた。

あまりにもぷにさんの

数時間後の体調予測が

当たりにあたっているものだから

なっつコワイよ(笑)と

とぅちゃんに言われるくらい

エスパーになってた(笑)

お天気のようにくるくると

目まぐるしく

変わっていくのが分かる。

読み取れば読み取るほど

疲弊していった。

対処療法しかしてあげられなくて

治してあげる方法が

この世にはない事が

とても悲しく思えた。

努力しても努力しても

結果がついてこない現実が

とても苦しかった。

それでも少しでも早く

体調の変化を読み取って

ぷにさんの『苦しい』や『キモチワルイ』が

少しでも早くなくなればいいなって思った。

でも最後の2週間は

読み取れていた体調の変化が

よく読み取れなくなった。

それだけぷにさんが

安定していたって事だった。

でもきっと、ぷにさんは

わたしの事をよくわかってたんだと思う。

なんでも読み取っちゃうわたしに

心配かけないようにって

そう思ってたんだと思う。

つづく。