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2話はこちらです↓
ぷにさんがお空へ旅立つまでの
2週間は奇跡のような時間だった。
ステロイドの影響で筋力も落ちて
足腰も弱っていたので
キャットタワーには
もう何ヶ月ものぼれていなかったのに、
キャットタワーの上にいる!?
どうやってのぼったの!?
ってことがあったり、
ちゃごたんと一緒にごはんを
食べてたりって
大好きなカゴにも
ヨタヨタって入って
足が引っかかることが多かったのに
スムーズに
ひょいっと入ったりして
目に見える世界のぷにさんは
いい方向へと
進んでいるように見えていた。
だけど『進化論』のメッセージは
送られてくる。
きっと何かが
目に見えないところで
変わっているんだと
心のどこかで感じていて
怖くてたまらなかった。
ぷにさんのエンドロールが
少しずつ流れているって
心のどこかで
受け取っていたから
怖くてたまらなかったのかもしれないな。