高校を卒業する頃になると、体重は40kg程度になっていた。
ただでさえ、もともとぽっちゃり体型の私ががりがりに痩せていると、周りは心配して食べろ食べろと言う。
少しでも食べると嬉しそうにする。
そんな周囲が鬱陶しい。
そして段々と、ちょっといいかな、と食べ始めると止まらないことがでてきた。
1年ほど相当な小食を続けてきた胃が、お腹がパンパンで気持ち悪い。そのあと絶食、下剤を使う。
吐くことは恐ろしいくらいあっという間に習慣化した。
はじめての過食嘔吐を覚えている。夕食で天丼を食べた。完食した罪悪感と胃の中にある食べ物の重み。
ふと、「吐いてみようか」と思った。
部屋で、ごみ箱にポリ袋を敷いて、そこに吐いてみた。手をのどに突っ込んだら、割とすぐに吐けた。そのあと、胃がすっきりした。なーんだ、簡単なことだ。食べちゃったもの、リセットできた。
それからというもの、自分が食べるべきと思っている量を少しでも超えると、吐く前提で大量の食べ物を詰め込んで、そして吐くようになった。夜中にこっそり米を炊いて食べたりもした。今日は吐こうと決めて、デパ地下でちょっと高価なケーキやお惣菜を買い込んで食べ吐きしたりもした。レストランのブッフェで食べた後、トイレで吐いたこともあった。
吐く回数はどんどん増えた。
一日2-3回、食べて吐いた。多いときは5回以上。一日中、食べては吐いていたこともある。1時間くらいでお腹に食べ物を詰め込み、そのあと水分を取って吐く。
お金のある時は、デパ地下で高級なお惣菜やスイーツを買い込んだし、コンビニでお弁当を2-3個プラスコンビニスイーツとスナックとかアイスクリームの時もあった。