久しぶりの劇場でした。設備といい、雰囲気といいいい劇場だなぁ。
a「Idig」
印象が変わったなぁ。最初観た時は勢いと面白さとノリの凄さを感じたけど、今回感じたのは彼女の心の叫び。「過去の自分の墓を掘ってます」が耳に残りました。私も埋めたい過去は山程あります。今の私にとってはこの言葉が刺さりました。一回目は面白さと勢いに押されて、引っかからなかったけど今回は心に残りました。劇場も難しい場所だと思います、広さが違う。入った瞬間感じたのは、選んだ席もそうだけど遠いなぁと感じたので。この内容だとどう観せるかというのが問題になってくるのかな、内容が観せる芝居というよりか届け、響けという芝居のように感じたので、余計に先程のセリフが刺さったのかもしれません。
b「Neoplasm」
これは人間のエゴですね。「正義」という名の元にどんどん研究者が変わっていく。最初は実検体に対しての感情が憐れみや敬意を強く感じていた研究者が徐々にその心を失い、モノとして扱う、貢献するための道具のように扱うようになる。慣れもそうだけど、正義を振りかざす方向を間違えていく。ラストの言葉の冷たさにゾッとしました。
C「名前のつかない有様に」
気持ちの持ち様を考えさせられました。その立場に自分がなった時、果たしてこんな風に接する事が出来るのか。「心配しなくていい、側におるよ」このセリフが私に口に出来るのか。今をこんな風に過ごせる幸せを感じました。
d「駆け込み訴え」
凄い、よくここまで覚えられるな。どれだけ練習したんだろう。タイトルを聞いて、日本のことかと思いきや。しかも原作者が太宰治。ただでさえ難しい文章の多い作品をここまでやるのは凄い。一気の畳みかける熱量は素晴らしいのではないでしょうか。私にはただ難しいすぎて??だったのも有りました。勉強します。
e「ハッピーロスタイム」
好きな作品。私にとってはスッと入ることの出来た作品でした。子供って難しいな。その葛藤と自分の葛藤が交互に出てきてわかりやすかったです。
f「僕のニュース」
1番好きな作品でした。面白かったし、考えさせられました。立場が変われば見方も変わる。流れていく日々の中に自分だけのニュースを人は持っているのかもしれませんね、気付かないだけで。最後のオチも笑いましたが、内容にジーンとしました。
g「マイゴ」
壮大ですね。笑わさて頂きました。大阪のノリってこんなんなんですかね。楽しませて頂きました。ここまでぶっ飛んでくれると観てる方は面白かったです。
h「夢見るカリン姫 乙女の祈り編」
これまたどこまでもアホをするかの作品。貫く精神力と弾け具合はやってくれました。わかるけど何でカリンなの?カリンって果物なの?そこってツッコミ具合は面白かったです。スベリ加減も要素の1つ。楽しませて頂きました。
i「イシャ、オドル、オオサンショウオ」
タイトル見ながら、そのままなんですね(笑)何だですよね、このタイトルだと。もうグダグダ加減が逆に笑えました。生で観てるんだなぁと実感できました。もちろん、完璧な作品もそれはそれでいいのだけれど、生で観るのを実感出来るグダグダさも笑える要素ですよね。何でそうなるの?とツッコミを入れたくなる展開と押し通す力技は面白いのはかわりありません。舞台なんだからそんな世界もありですよね。
j「10+2」
始まりの異様さとそこから始まった展開に??でした。今を切り取っているんですね。今はガスマスクは笑えるけど、笑えない日常が来ないとは限らない。ラストでこの事に気付きました。少し寒気がしました。起こりうる未来と日常の大切さをみせられているように思えました。
t1「カルチャール·ビビデ·ブラウンの限りなくほぼ全て」
ナンダこりゃ。最後にきて猪木さんのことなのはわかったけど。これも力技。タイトルではわからんし、もう何処までも自身を貫く力技。それと今気付いたのですが、タイトルって村上春樹さんのオマージュですか?いやぁ、プロレス好きで、男の方なら笑ってくれるんでしょうけれど。わかるけど苦笑でしかありませんでした。ウ~ン。面白いんだろうけど、パワーに圧倒されるばかりであまり笑えませんでした。ごめんなさい。
ではこの辺りで締めたと思います。皆様お疲れ様でした。