観劇日記 97space 第1回公演 「まちぼうけ」 | ソメのブログ

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 第1回公演にめぐりあえるなんてね。まず思ったのは藤岡さんの頭の中。本人は書きたくないといってはいるようだが、やはり才能はある人なんだなぁ。発想力というのかなぁ。会話劇って本当に難しいと思うんだよね。しかも二人芝居って。しかもこの内容。凄いなあ、若いのに。しかも旗揚げ公演がこれって。二人の微妙にすれ違う感じがなんとも。しかも怒りのぶつけあいがない。怒りって実は一番手っ取り早いというかはっきりした感情だと思うのです。その怒りの感情がない。内容的に感情的になるのにお互い何かが食い違っている空気が静かで闇のに中に流ている。ランタンは最後の小さな灯火。残されたのか、残っていたのか?おそらく後者なんだろうけれど。それが消えた時全てが終わる。外の世界は己の胸の内か。懐疑心、恐れ、疑心暗鬼からの開放、外の世界に出たいという彼女と出来ない彼の現れかなぁ。お互いに「まちぼうけ」彼女は彼が答えてくれないかと覚悟を持って、彼は彼女に答えがあったとしても側にいてくれると一縷の望みを持って、だが彼の望みは消えてしまう。

 坂本さん、今まで観た中で一番冷たさのある役所。覚悟があるから、ずっと切り出されるのを待ってはいたものの、中々出ないから待ちくたびれて切り出した。全てに疲れてしまったんだろうな。答えてくれる事、変わってくれる事、言い出してくれる事を待っていた。前をみている彼女。

 安元さん、役によってまるで違う印象。共演した役者さんが口々にいう安元さんがスゴイ説を実感。チェキの時のオドオドした普通の無垢な青年の感じからは想像出来ない。役という芯を通した青年として舞台上に存在。しかも若い。彼の役は、彼女が答えを言い出してくれる事を、自分の近くにいてくれる事を、それによって自身が変われるかもしれない微かな希望を持って待っていた。変わるのが怖くて留まる彼。

 勘違いならごめんなさいなんだけれども、ランタン、安元さんの方が暗くなるようにしてありますよね。皆様いわれていたけれどイビキ、色々なのがフリー素材であるんだねぇ。

 ここらで締めたいと思います、皆様お疲れ様でした。