観劇日記 劇団わに社 株主総会 NO1 | ソメのブログ

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 わに社の株主総会。イベント盛りだくさんの本営業とは違うある意味お祭り騒ぎの公演。ここがわに社の良さであり好きな所でもあります。勿論、役者なんですからここまで皆さんでここまで頑張る必要は無いと思うのです、普通。正しく総動員の全部全力加減は本当に凄いと思います。楽しんじゃうんだよなぁ、いつも。

 では感想に入ります。順不同で参りますのでよろしくお願いします。

「たとえば君もわたしのこと、好きならば」

 かわちさん、藤岡さんのコンビは本当に面白い、間違いない(笑)私はこの二人は何を演ってもいいモノを観させてもらえる。ある意味一番何が飛び出すかわからないワクワクする二人です。物語も最初の立場から少しずつ変化していくのも見ものでした。

 藤岡さん、ギャップが凄いなぁ。役に入った時の振り幅が本当に凄い。普段は真面目で割と雑に扱われてるな(笑)「コイツに任せとけ」って感じで。でも何のかんの言いながら請け負えるのも凄いし、やれちゃうのも凄い。役は繊細で臆病であるがゆえに本人は真っ直ぐ突き進んでいるでようで、様々な場所で心の壁に当たって捩れているためにまるで丸い知恵の輪のようなループになってしまっている。本人は全く気づいていない。

 かわちさん、立ち姿が色っぽいなぁ。役は素直過ぎて自分の感情に振り回されて、それをそのまま受け取ってしまっているために心が曲がって角が出来てしまった四角い知恵の輪の印象です。こちらは気づいているけれどどうしょうもなくてスレて角がたってしまったんだろうな。

 女性がカウンセラーである男性を頼り相談にきているのだが、丸い知恵の輪と四角い知恵の輪のお互いが相手と向き合う事で、女性は自分に気づくが素直過ぎて感情が加速して角が増えていく。男性は臆病過ぎて気持ちの捩れてが一層ひどくなる。立場が微妙に変化していくのが見せ場の1つ。より複雑に、深いループてなってしまうのも面白い。

「いろはちゃんはもう、可愛くない」

 最後は泣ける話でした。優しい話。

 社長は出てきた時にちぐはぐな印象を持ちました。理由は話が進むにつれ納得出来ました。いい父親じゃないですか、泣けました。

 浅井さん、一番存在の置き場所に戸惑いました。話が進むに連れて理解出来ましたけどね。体張ってたなぁ、面白いけど(笑)愛情の深く旦那を心配してるいい母親ですね。

 社長と浅井さんの二人の安定した芝居。観ていてほっこりする関係性。さすがですね。

 織田さん、爽やかな好青年でした。

 綺子さん、母親の血を引く優しい女性ですね。かわいいし、キレイでした。

「鰐雀」

 麻雀を全く知らないので???の連続でした。でも四人の関係性が面白い。麻雀というよりは駆け引きという要素が強いなぁ。

 独特の間合いと不思議な存在感で場を混乱させる中西さん。

 勢いと若さとアホさで本人は素直なんだけどひっかき回す大月さん。

 真面目さを発揮してイライラしながらも3人に対応しながらもなんとか進めようとしてドツボにハマりまくるまっしゅさん。

 天然の空気読めない感を最大限に活かして独自の道を進む空知さん。最後の空知さんの無欲というよりは考えてないかと思いきやルールをわかってて駆け引きをするのをみせないようにしてた自分が最下位というラストはちょっとシビれましたし、ココロをつかまれました。

 2回観ました。これ回を重ねる事に面白くなる作品だなぁ。筋をわかった上で観た方が面白い、ルールを知ったうえでやる麻雀と一緒だなぁという思いです。

「いまさらキスシーン」

 かわちさんのブルドーザーぶりを発揮。始まって直ぐかわちさんの世界観へ一気に引きずり込む存在感と熱量は本当に凄い。好きだなぁ。物語の展開がちょっと衝撃的だったので圧が凄い。ドロドロ、ヒリヒリする感覚を味あわせて頂きました。岩瀬さんの回を観てないのが悔やまれる、観たかったなぁ。私が思うにおそらくかわちさんのがやっぱり好きになるのかなぁという思いもあります。

 浅井さん、あまりの衝撃に声も出ず、呆気に取られました。浅井の沼に気づけばハマって抜けられなくなる。何だコレ。私どうしたのっと思いながら最後になるにつけ、涙を浮かべました。おそらく作品としては全く別物になるんだろうけれど、凄いなぁ。台風みたいだなぁドドーンとあらわれて過ぎ去っていけば晴天のようなスカーンと何とも得難い充実感。オモロイモノ観させて貰ったなぁの満足感。こんな話なのに摩訶不思議。浅井さんが新たな世界観へ突入するのか、次の作品が楽しみです。

「にくいあのこ」

 物語が進むにつれて怖さとエグさが加速していく。

織田さんの臆病で繊細な夫と坂本さん演じる線を越えてしまった為に何処か壊れてしまって妙に明るい妻。

そしてその臆病な夫を更に追い込んでいく今は亡き娘の空知さん。

 織田さんの臆病で弱々しさは話が進むにつれてどんどん挙動不審になっていく。そしてピークにつれて達してついにキレてしまう。ラストのシーンの静けさは逆に怖い。

 坂本さん演じる闇をあえて隠そうとして妙に明るく振る舞い続ける妻。結局は耐えきれなくなって感情が爆発してしまう。

 織田さんを追い込む亡き娘役空知さん。何時もの天使ではなく相手を追い込む姿はちょっとゾッとしました。本人が子供のまま止まっているために悪気が無いだけに怖さがありますね。

「バケノケ」

 綺子さんの芝居は胸が苦しくなりました。キレイ事ではすまない感じが何とも切なくて、苦しくて、痛くて、でも素直に自分の闇を認めた彼女はなんてかわいいんだろうと。観ていて泣きそうになりました。

「雪明かりがきれい」

 ミヤマさん、彼女のどストレートな芝居が良かった。けしてフラフラしてた訳ではないのに自分だけ何でって叫びたくもなりますよね。父親との不器用すぎる交流も泣きました。

「しろくてやさしいまち」を観られず。えっ何これ川井さん。まって全部泣ける作品ではないですか。まっしゅさんの観たかった。悔やまれます。

 ここらで締めます。NO2に続きます。