鑑賞日記 perky pat presents 22 「夢十夜」 | ソメのブログ

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修羅の巻
 第一夜、あみこさん綺麗だなぁ。綺麗人形の表現、動きとか喋り方とかも凄かった。松竹亭さん、熱に浮かされたような表情が良かった。目配せの仕方とかもよかったです。悲しくも不思議な世界観がとてもよかったと思います。
 第二夜、ひのみさん。迫力と台詞の吐き出す加減は観ていて胸が痛くもあり、苦しくもなる。ガンガンと投げてくる台詞に始終目が離せなくなりました。凄かったなぁ。修羅の巻としては一番合っていたのではないでしょうか。
 第三夜、棚瀬さん。メリハリの効いた作品。まさに因果応報という最後になればなる程怖さを増していく表現は素晴らしかったです。苦しみが果てなく続くという終わり方が何とも良かったなぁ。
神代の巻
 第四夜、赤井さん。とにかく口調が上手い、引き込まれます。仕草も上手いなぁ。終わり方も面白かったです。身代わりということですね。誰かに責任を負わせて自分は知らんふり。確かに厄介事はわかっているならやりたくないものそんな人の浅はかさをみせる作品。
 第五夜、まといさん。これまたロウソクだけを使った演出。後ろにうつる影が印象的でした。上手いなぁ。声音の変化も楽しませて頂きました。人の心には信じる気持ちと同じように疑う気持ちも存在していて常にせめぎ合っている。信じる気持ちが強ければいいのだが不安に駆られ疑う気持ちが強ければ物事は傾いてしまう。わかってはいるんだけどなぁ。
 第六夜、高瀬さん。また不思議な世界観だなぁと思いながら観てました。批評と羨望。誰でも好き勝手に人の事は言うくせに自分の事はわかっていない。「言うは易し、行うは難し」という事でしょうか。人の事は言えないなぁ、自分も行動力はないので😅。役者さん観てると凄いなという思いがやっぱりあるのは行動に移せている人達だからなのかなぁという思いは強く感じます。
 第七夜、きくちさん。死にたいと感じた事のある人っていくらでも居るんじゃあないのかな。でもいざとなったら怖い誰しも思う事。人間の身勝手さですよね。全てが嫌になる。彼女の芝居には何時も凄味を感じます。圧とは別のモノなんだけど表情や仕草から私には感じるんですけどね。ラストも身につまされました。自分もいざとなるとやっぱり私ものたうち回るんだろうな。
三匂の巻
 第八夜。にへいさん、つぶやきとのギャップが面白いです。現実と夢との共通点は「食」という欲望でしょうか。ついつい手がのびるというのはわかります。食欲という言葉があるくらいですからね。食に対するこだわりというものは誰しもあるかもしれません。大福というのも。それは次の話とも繋がりがあるしね。
 第九夜。とおやまさん、悲しい話。過去と現実が繋がっている。前の話で出てきた大福が中のあずきの話へと。これは失ったモノに対する贖罪かなぁ。もっと色々してあげる事ができたのにという後悔。最後の終わり方も前の話とも繋がっているという綺麗な天気とは裏腹の店を開いている人物の心は何処に向いているのかという終わり方。
 第十話。二瓶さん。これも悲しい話。エゴの塊です。人の為に育てられたのにも関わらず害を為すのなら処分されてしまうという行為。仕方ないという一言で済ましてしまっているけれど果たしてそれは済ましていいものかという事実。胸が痛い話です。だからといって何もできないけれど、もどかしいモノです。所詮は対岸の火事という事。何とも楽観的なお話かと思いきや何とも切なく虚しい話でした。ロウソクだけという演出も想像力をかきたてて良かったです。
 案内人役、堀さん。何処となく怪しい雰囲気を持ちながらけして不快にさせず、スルリとかわす不思議な雰囲気がとても掴み所がない夢の案内人としてはよかったと思います。
 皆様お疲れ様でした。楽しませて頂きました。ではここらで締めたいと思います。