観劇日記 ”INDEPENDENT” 4th Season Selection | ソメのブログ

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「お前は僕を殺した」
 小熊さん、詩を読んでるみたいだなぁ。何だか自分に言い聞かせているのか、それとも他の誰かなのか、それとも思いを吐き出しているのか。おそらく自分に言い聞かせているのだろうけれど。静かに始まり、淡々と吐き出される言葉に戸惑いながら聞き入っていくのは不思議な感覚ですね。所々刺さるところもありました。
「ずんだクエスト」
 皮肉と哀愁を混ぜながらもコミカルな世界へと強引に持っていく正に力技以外の何者でもない。笑わせて頂きました。菊池さんのエネルギー、ここまでやるかという振り切り方は本当に凄いな。でも何処か切ないんだよな。
 「YAKISOBA」
 観ていて震えた作品。「コロナ」が猛威を振る今から見てこれから起こりうる、新たな「ウィルス」によって日常が脆くも崩れていき、日常を失うことで争い、陥れ、彷徨う人間模様を予感させるような近未来的世界観。正直怖かった。そして焼きそばを一緒に食べるというただ普通の生活ですら失われていくかもしれないという、日常というモノの有り難さをしみじみ感じました。泣きそうになりました。
 「くいくがりのなみだ」
  見終わった後、涙が出て、息苦しさに苛められました。正直辛かったです。悲しいというよりは苦しい程の罪悪感にもにた感情。沖縄という立場、二股をかけられ騙された女性の立場。穏やかな顔の下に潜む煮えたぎる想い。どれだけの思いを抱えたいるのだろう闇の深さに震えました。犬養さんクルクルと目まぐるしく変わる場面を余すことなく表現して観客を惹き付ける表現、仕草は凄いとしかいいようがない、最後の表情も息を飲みました。
 「東京ナガレ者」
 いい意味で裏切られました。ラストがまったく予想出来ませんでした。「うわぁ、やられたぁ」と思いました。うだつの上がらない男かと思いきや、最後は自分の身の上さえも利用して生きていくたくましさに苦笑してしまう程。すぎうらさんのコミカルでテンポよく話を進めていくのがとても面白かったです。
 「頬に雨が落ちたから」
 良かったです。何だかこの作品を観てホッとしました。この悲壮感漂うようにみえてそれを捨てて前ヘと進もうとする女の姿に何だか笑えてきたし、元気が出ました。女性は誰しも可愛くありたいし、綺麗でいたいと思うその気持ちはわかるなぁ。でもその過去を未練として持っていては進めなくなるのもわかるんだよねぇ。折り合いつけないとね、どこかで。たくましくないとね(笑)ヒロシさん、あるあるネタに笑わせてて頂きました。体力のいる状況、ほぼ走っている設定ですからね。芝居と同時進行で息がよく続くなぁ、凄いな。好きな作品です。楽しませて頂きました。
 皆様お疲れ様でした。それではここらで締めたいと思います。何事も無く無事に終えられる事を心より願っております。